ドイツBMW社は従来の「3シリーズクーペ」を全面改良して「4シリーズ」として発売した(図1)。従来より、長く、幅広く、低いボディとし、安全装備を充実させたのが特徴。単眼カメラを使った自動ブレーキ、データ通信モジュールを使った緊急通報機能を備える。

図1 ドイツBMW社「4シリーズ」
排気量2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと3.0Lの直列6気筒ターボエンジンを用意。
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 BMW社はこのところ、クーペにセダンと異なる名称を付けて独立した車種へと衣替えしており、4シリーズに加えて1シリーズをベースとした「2シリーズ」も発表した。2シリーズと4シリーズは、外形寸法は異なるが、クーペで4人乗りである点は共通(図2)。内装を見る限り、後部シートは2シリーズと4シリーズで共用化し、部品コストを下げているようだ。

図2 後席は2人乗り
座面の中央部には小物入れがあり、乗車定員は4人。
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