ホンダ イノベーション魂!2では、「人と組織のイノベーション力をいかにして高めていくか」をテーマに、イノベーションの本質を考えていきます。日本初のエアバッグを16年かけて開発した筆者の経験に基づき、イノベーションに成功するためのアプローチや考え方を紹介します。
小林三郎(こばやし・さぶろう)
1945年東京都生まれ。1968年早稲田大学理工学部卒。1970年米University of California,Berkeley校工学部修士課程修了。1971年本田技術研究所に入社。16年間に及ぶ研究の成果として、1987年に日本初のエアバッグの開発・量産・市販に成功。2000 年にはホンダの経営企画部長に就任。2005年12月に退職後、一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授を経て、2010年4月から現職。