ホンダイノベーション魂!2
目次
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最終回:挑戦する若手を育てるためのホンダの6原則
イノベーションはハイリスク、ハイリターンの仕事だ。ところが、ベテランになると今まで積み上げてきた専門知識が足かせとなって、どうしてもリスクを避けるようになる。そのため、イノベーションの主役は失敗を恐れない若手となる。従って、イノベーションに強い組織を創るためには、マネジャークラスが中心になって、新し…日経ものづくり
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第18回:尊敬と名誉で処遇し、加点主義でやる気を引き出す
イノベーションの創出は失敗する可能性も高いため、減点主義で評価してはならない。減点主義だと、失敗を恐れて挑戦する気持ちが萎えてしまう。消極的な気持ちに支配された会社からはイノベーションは生まれにくい。だから、イノベーションは加点主義で評価する必要がある。しかし、加点主義による評価というのは、かなり難…日経ものづくり
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第17回:創造を成功に導くマネジメントの役割とは
イノベーションを成功に導くために、いかにプロジェクトをマネジメントするかは、大きな課題だ。例えばホンダでは、クルマのフルモデルチェンジなどの開発(D:Development)と、イノベーションを目指す研究(R:Research)を明確に区別している。Dは、論理と分析に基づいてきめ細かく管理する。一方…日経ものづくり
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第16回:3M流、仕事の15%は自分のやりたいことをやる
イノベーションをテーマに議論すると必ず出てくるのが米国の化学・素材メーカーである3Mである。5万5000種以上もある製品の数もすごいが、特徴的なのが新製品を重視する姿勢だ。3Mは、全売上高のうち40%を発売後5年以内の製品が担うことを目標にしている。イノベーションが新製品開発の原動力となる。日経ものづくり
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第15回:イノベーターの優雅な日常?
筆者がエアバッグを実用化するまでの16年間に渡ってイノベーションに挑戦した際、どんな日常を送ってきたのかを紹介したい。日経ものづくり
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第14回:イノベーションを阻む抵抗勢力への対応は
新しいことに挑戦すると、必ず社内には強固な抵抗勢力が現れる。それにどう対処するのか。イノベーションを成功させるための不可欠な課題だ。引き続き田子學さんとの対話を続ける。日経ものづくり
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第13回:ヒット商品をつくるための基盤とは
他と全く違う商品をつくるマニュアルはない。しかし、そのための基盤となることはある。それは何か。引き続き、デザイナーの田子學さんとの対話を続けよう。日経ものづくり
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第12回:「Wants」を探り、お客さんの心を動かす
機能や性能、見た目が同じような商品が並んでいたら、値札を見て一番安いのを買うのが普通だろう。でも、皆さんはそうした物ではなく、やっぱりお客さんが「これがほしい」あるいは「これしかない」と思って買ってくれる独創的な商品を造りたいはずだ。筆者ももちろんそうだった。日経ものづくり
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第11回:宗一郎とジョブズは究極のデザイナー
ホンダの元経営幹部から日経ものづくり編集部宛に手紙が届いた。本誌2013年12月号に掲載された特集2「成熟産業でもヒット商品は作れる」を読んでのことだ。この記事はデザイナーの田子學さんたちが執筆した。田子さんは、老舗の陶磁器メーカーである鳴海製陶(本社名古屋市)の新製品プロジェクトに参加し、「デザイ…日経ものづくり
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第10回:「おばあちゃんの原宿」の価値を見抜けるか
ソチ冬季五輪における、スキージャンプ葛西紀明選手には感動した。おめでとう。本当に良かった。日経ものづくり
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第9回:新しい価値に対する感度を高める
今回は、ワイガヤを通じて新しい価値に対する感度を高めていくための方法を考えていく。ワイガヤとは、本質的な議論を通して、普通の人が天才に勝つための仕組みである。そこで、ワイガヤを数限りなく開催し、イノベーションの創出につなげてきたホンダの実例を基に、その神髄を探っていきたい。日経ものづくり
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第8回:ワイガヤの効果を高めるための勘所
今回は、ワイガヤがどのように機能し、どのように議論を深めていくのかを考えていこう。ワイガヤとは、本質的な議論を通して、普通の人が天才に勝つための仕組みである。その仕組みを理解して、深い議論をする力が身に付けば、アイデアを練ったり企画を考えたりする際や、日頃の会議の時にも役に立つはずだ。日経ものづくり
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第7回:ワイガヤの秘密と本質
イノベーションに成功するための手法として、実にいろいろなものが提案されている。それらの多くは、すべきことを明確にした上で、それらの手順を示すマニュアル的な内容だ。筆者はこうしたマニュアル的な手法に対しては懐疑的だ。現役技術者の頃、さまざまな手法を実践してみたが、ほとんど効果は得られなかった。ホンダの…日経ものづくり