数字で見る現場
目次
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技術者の働き方改革を調査、時短制度だけでは効果が出ない
調査テーマ「技術者の働き方改革」
「技術者の働き方改革」について調査した。現状の取り組みは残業の禁止や休暇取得の奨励といった勤務時間の短縮につながるものが多い。結果、期待する効果も自由な時間が増える程度にとどまっている。生産性やイノベーション創出といった企業の競争力向上に結びつけるためには、時短だけでなく業務プロセスの革新や技術者の…日経ものづくり
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「データ分析は必要」9割以上、既存設備からのデータ収集に難
調査テーマ「工場IoTの壁」
工場のデータを収集・分析して新たな知見を得る工場IoT(Internet of Things)化が必須であることは衆目の一致するところだが、既存設備でデータ収集できない─。アンケートからは、工場IoTによる業務の効率化には極めて肯定的で、p.61で見たように期待も大きいことが分かる。一方で、古い装置…日経ものづくり
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設計力の妨げになる要因も 克服すれば強化の原動力に
調査テーマ「設計者の仕事」
自社の設計力が低下しているという危機感が強い一方で、最近少し「設計力が上昇」したとする回答者が少なくない。設計者のスキルを高めるための取り組みが効果を上げているようだ。設計力低下の背景にはノウハウの伝承不足、一方で上昇の背景には品質に対する要求レベルの高まりやコンピューターによる設計ツールの進歩があ…日経ものづくり
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企業のグローバル戦略に大変化か、悪影響がないかとにかく心配
調査テーマ「トランプ新大統領とものづくり」
大方の予想を覆す形でドナルド・トランプ(Donald John Trump)氏が米国大統領選挙を制し、2017年1月20日に米国第45代大統領に就任した。環太平洋パートナーシップ(TPP)協定からの離脱をはじめ、日本の製造業には悪い影響があるのではないかと心配する声が多いようだ。米国、メキシコでの事…日経ものづくり
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成功のカギは顧客ニーズにあり、既存商品をベースに新市場狙え
調査テーマ「新規事業開発の方向」
「10回挑戦して1回成功するかどうか」──。こんな声すら聞かれる新規事業開発。その実態を調査したところ、興味深い結果が得られた。成功する確率が高いのは、顧客の要望からアイデアを得ながら、既存の商品・サービスをベースに新たな市場・顧客を開拓する方法のようだ。日経ものづくり
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製造業が注目すべき変化は、グローバル、資源、少子高齢化
調査テーマ「ものづくりの未来」
変化の激しい現代社会において、何をどう造るかを決めるためには、それぞれの企業が将来の見通しを持つ必要がある。製造業に関連する今後の社会変化でもっとも多くの回答者が注目すべきものとして挙げたのは、製造拠点や市場のグローバル化だった。資源の枯渇と再生可能エネルギーの普及、少子高齢化といった変化も、製造業…日経ものづくり
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喪失の危機感は募るも人材育成の取り組み後手に
設計・製造現場からスキルやノウハウが失われつつあるとの声が聞かれるようになって久しい。依然として危機感は強く、品質や新製品開発への影響を感じている現場も多い。しかし、対策が追い付いていない。どんなノウハウを継承していくのかがはっきりしていない上に、体系的な人材育成の仕組みも整っていない。IT化や自動…日経ものづくり
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東京五輪は「チャンス」だが 具体的方策はこれから検討
56年ぶりに東京で開催される「2020年オリンピック・パラリンピック競技大会」(以下2020年東京五輪)まで7年弱。1964年の東京五輪ではテレビの普及、交通機関や都市基盤の整備などによって大きな経済効果があったとされ、製造業にも大きなチャンスをもたらした。2020年東京五輪についても、大きなチャン…日経ものづくり
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今こそ明確なビジョンで舵取りを お手本1位は本田宗一郎氏
日本経済は、2008年秋のリーマン・ショック前の水準まで景気を戻したと言われている。2014年を迎えた今、メーカーがどちらの方向に舵を切るかで今後の運命を大きく左右する可能性がある。そこで、「2014年元旦の朝、目覚めたら社長になっていた」と仮定して、技術者たちに自身の経営観について答えてもらった。…日経ものづくり