多視済済
目次
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芯が折れないシャープペンその仕組みとは?
ゼブラ(本社東京)が2014年11月に発売したシャープペンシル「デルガード」は、芯が折れないことを最大の特徴としている。芯と平行な方向(軸方向)に加わる力は、芯を繰り出す機構(シャープメカ)の後方に設置したばねで吸収する。しかし、これだけだと芯を曲げるような斜め方向の力が加わった場合は折れてしまう…日経ものづくり
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玉軸受なのに保持器のポケットは四角形、常識外の形を採用した理由とは?
写真は、NTNが工作機械の主軸用として新開発した玉軸受「HSE-新T2タイプ」のカットモデルである。2014年10月30日~11月4日に開催された「第27回日本工作機械見本市(JIMTOF2014)」に出展した。日経ものづくり
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2人乗り小型EVのCFRP製ボディー、その革新的な造り方とは?
Forget what you know about Automotive Manufacturing(これまでのクルマづくりなんて忘れてしまえ)!─。刺激的なキャッチコピーを打ち出したのは、米国アリゾナ州にあるLocal Motors社。同社はユーザー参加型のものづくり企業である。写真は、同社が造…日経ものづくり
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英Dyson社の新型ロボット掃除機、窓ガラスはどうやって認識する?
英Dyson社が2014年9月4日、後発ながら満を持して発表したのが上の「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」(以下、360 Eye)だ。米iRobot社の「Roomba」などと異なる最大の特徴は、本体上面中央に搭載する360°のパノラマカメラ。このカメラで撮影した部屋の画像の中に特徴的な部分…日経ものづくり
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カチカチのアイスに、なぜ入り込む?
カチカチになるまで冷やしたアイスクリーム。食べようとスプーンを突き立てても、うまく入っていかない。少し溶けるまで待つか、力を込めて強引に押し込むしかないと思われていたところに、固いアイスクリームでもスムーズに食べられる画期的なスプーンが登場した。なぜ、このスプーンはカチカチのアイスに入り込むのだろう…日経ものづくり
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絹で作った十二単。光るのはなぜ?
写真は、農業生物資源研究所が、浜縮緬(ちりめん)工業協同組合(滋賀県長浜市)と共同で作った十二単(ひとえ)風の絹織物だ。舞台衣装として作られた。触ってみると普通の絹の風合いだが、部屋を暗くして青い光を当てると、緑や青、ピンクの蛍光を発する。なぜ絹が光るのか?日経ものづくり
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消化管の中を自走するカプセル、外面が全て滑らかなのに、どうやって前へ進む?
大きさは直径11×長さ24mmとカプセル剤よりもやや大きく、外観は金属光沢を放つ写真のカプセル─。これは、九州工業大学教授の伊藤高廣氏が開発した「消化管内走行カプセル」だ。カメラとLED照明を組み込むことで、自走式カプセル型内視鏡の実現を目指す。日経ものづくり
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130種類のパンを1秒で見分ける「ベーカリースキャン」、その特別な機能とは?
「ベーカリースキャン」は、複数のパンを載せたトレイをカメラの下に置くだけで、個々のパンの価格を自動で判別するシステムだ。ソフトウエア開発を手掛けるブレイン(本社兵庫県西脇市)が開発した*。最大130種類のパンの中から、トレイに載せられている全てのパンをたった1秒で識別するというその処理能力に加えて、…日経ものづくり
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タブレットが顕微鏡に、レンズはどうなっている?
タブレット端末の画面に映っているピンク色の物体は、タブレット表面のカメラの上に載っているプレパラートの中身。植物(グミの木)の組織で、大きさは1mmほどだ。つまり、タブレットが顕微鏡になる。これを可能にするものが、タブレットとプレパラートの間にある長さ65mm、幅20mmの板状の製品「Leye」〔テ…日経ものづくり
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3Dプリンターで造形したレプリカはどっち?
写真のお面は、狂言で用いられる仮面。実は、片方は紀州東照宮所蔵の本物(和歌山県指定文化財)だが、もう片方はレプリカである。本物の仮面の形状を3Dスキャナーを活用して3Dデータ化し、3Dプリンターで造形した後にアクリル絵の具で着色してレプリカを作製した。さて、レプリカはどちらか。日経ものづくり
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1カ月過ぎてもみずみずしいレタス その秘密とは?
カリウムの摂取量を制限されている腎臓病患者の方などに生で野菜を安心して食べてもらいたい─。そうした思いから生まれたのが、カリウムの含有量が一般のものと比べて1/5以下と少ない低カリウムのリーフレタスだ。植物(野菜)の成長に欠かせないはずのカリウムを抑制しながら、商品として成立する大きさで量産するため…日経ものづくり
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磁石を使わないスピーカー どうやって音を出すのか?
上の写真は、京セラが開発した厚さわずか1mmのスピーカー。その厚さは一般的なスピーカーの1/20~1/30だという。既に韓国LG Electronics社が薄型テレビ用スピーカーとして採用しており、性能も実証済みだ。テレビ以外にも、タブレット端末やスマートフォン、さらには自動車への搭載が検討されてい…日経ものづくり
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ジョッキ対応で解決した課題とは?
「うわっ」と、見る人が思わず声を上げるビアサーバー「トルネード・ディスペンサー」。サーバーから突き出ているノズルにジョッキの下部側面にある逆止弁をはめ込むと、ジョッキの底からふわふわと白い泡が現れ、次いで金色の液体が渦を巻きながら湧き上がる。このサーバーは、アサヒビールがビールの販売先店舗の売上促進…日経ものづくり