特集2
目次
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小さな一歩から始める工場のIoT化
製造現場では「データ収集に向けた設備投資などの費用がかかり過ぎる」と思われている。しかし創意工夫次第で、小規模かつ低コストにデータ収集・分析を実現する方法はある。小さく始めて、効果確認しながら規模を拡大していけば、得られたデータを用いて現場の改善も進む。実際の導入事例や製品・サービスを通して、工場…日経ものづくり
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IoT工場、データはどうやって集めるか
既存の設備や古い設備からもデータを集めたいが、設備の更新や大がかりな改造は極力避けたい─。工場のIoT化でまず直面する課題が、どうデータを集めるかだ。中小部品メーカーの事例やIoT化向けの製品・サービスを提供する機械・設備ベンダーなどの動きから、最新設備に置き換えずに、最小限の機器導入でデータ収集す…日経ものづくり
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IoT工場、データはどう分析すればよい?
工場のIoT化をある程度進めて、それなりにデータ活用を始めている工場でよく聞くのが「蓄積したデータ分析が次の課題」という言葉。具体的にデータをどのように分析すれば新たな知見を得られるかは単純な話ではない。IoTの実証実験で新たな知見を得られた例などを通して、データ分析のヒントを探る。日経ものづくり
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開幕 東京EVモーターショー
電動化や自動運転へ一気にシフト
「第45回 東京モーターショー2017」(一般公開は2017年10月28日〜11月5日、東京ビッグサイト)では、日本メーカーのEVシフトが鮮明になった。完成車メーカーや部品メーカーは、こぞって電動化や自動運転関連の技術を出展。EVシフトにおいて一足先を走る欧州勢の攻勢が強まる中、国内企業は時代の潮流…日経ものづくり
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誰でもロボットメーカーに、自動化ラインも統合制御へ
デジタル化で激変する製造業 「FACTORY 2017 Fall」詳報(後編)
スマート工場をはじめとする、製造業のデジタル化をテーマとするイベント「FACTORY 2017 Fall」が2017年10月11〜13日に東京ビッグサイトで開催された。各分野のキーパーソンが登壇したオープニングセッション/基調講演/テーマセッションと、最先端の技術が出そろった展示会から、ものづくりの…日経ものづくり
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デジタルで変わるものづくり、IoTで製造業もサービス化
デジタル化で激変する製造業 「FACTORY 2017 Fall」詳報(前編)
スマート工場をはじめとする、製造業のデジタル化をテーマとするイベント「FACTORY 2017 Fall」が2017年10月11〜13日に東京ビッグサイトで開催された。各分野のキーパーソンが登壇したオープニングセッション/基調講演/テーマセッションと、最先端の技術が出そろった展示会から、ものづくりの…日経ものづくり
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Apple社の事例で学ぶ、意外と知らない知財制度の仕組みと役割
製造業で働く技術者なら知的財産戦略の重要性はよくご存じでしょう。そこで今回は知財制度を構成する特許権や商標権、意匠権といった制度の具体的な仕組みやそれぞれの権利のカバー範囲の違いについて基本的なところをまとめてみました。米Apple社に関連した事例を使って、分かりやすく解説します。日経ものづくり
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VR/MRが生産現場と設計をつなぐ
設計データの3D化はもはや当たり前だが、出来た3Dデータを活用できる部門となると限られる。その活用の幅を広げるツールとして期待されているのが、仮想現実感(VR)・複合現実感(MR)技術。3D-CADを使い慣れた設計者でなくても、あたかも現物のように3Dデータを扱えるからだ。VR/MR技術が生産現場と…日経ものづくり
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クルマの価値を変える新技術
低燃費の次の開発テーマに応える
低燃費だけではなく、新たな価値をクルマにもたらす技術の開発にも力を入れる─。「人とくるまのテクノロジー展2017」は、そうした自動車業界のメッセージが伝わる展示会となった。潜在的な顧客ニーズを掘り起こす技術の開発が目に付いた。日経ものづくり
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現実に溶け込む、インダストリー4.0
「Hannover Messe 2017」報告
かつて「Industrie 4.0(インダストリー4.0)」が提唱された場でもある、世界最大級の産業見本市「Hannover Messe(ハノーバーメッセ)」。一時期に比べれば、インダストリー4.0をうたう展示は鳴りを潜めた。それは、つかみどころのないコンセプトだったインダストリー4.0が現実の取り…日経ものづくり
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生産性10倍の新形状歯車
造り方の常識破る
数千年の歴史がある歯車だが、現在主流となっている歯形は加工方法の制約を受けているものが多い。しかし近年、5軸制御のマシニングセンターなどの性能が向上し、自由な歯形を精度良く効率的に加工できるようになってきた。そんな中、これまでにない全く新しい歯形のスパイラルベベルギア(まがりばかさ歯車)が登場した。日経ものづくり
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軽量化設計に役立つ技術10選
実用化の最前線に見る
軽量化技術がかつてないスピードで進化している。3Dプリンティングや異種材料接合、新材料の開発がこの急速な進化を支えている。だが、それ以上に興味深いのは、コストと軽量化を天秤に掛けて、軽量化を重視するという声が大きくなっていることだ。つまり、多少のコスト上昇であれば許容するという考えが、軽量化技術の開…日経ものづくり
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画像技術とIoTが現場を変える
アイデア次第で作業をどんどんスマート化
Webカメラ、モーションキャプチャーができる距離カメラ、プロジェクターといった映像機器を工場に導入する動きが始まっている。作業者や設備の動きを全て記録し、IoT(Internet of Things)で取得したデータと突き合わせて不具合の原因を確実に把握できるだけでなく、不具合の発生を即座につかまえ…日経ものづくり
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軽量材料活用術
NSX、プリウスPHVに学ぶ
CO2排出規制をクリアする上で、自動車の車体の軽量化は重要な課題だ。しかし、衝突安全基準への対応や先進機能の搭載で自動車はなかなか軽くならない。そこでカギを握るのが、アルミニウム(Al)合金や炭素繊維強化樹脂(CFRP)といった軽量材料や先進的な鋼板の、材料・製法を生かした使いこなしだ。ホンダ「NS…日経ものづくり
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複合化と時短で進化する工作機械
日本国際工作機械見本市「JIMTOF2016」報告
日本の工作機械の技術が一段と進化している。「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」(2016年11月17~22日、東京ビッグサイト)では、日本メーカーの技術力の高さを生かし、加工機能の「複合化」や加工時間の短縮「時短」を付加価値として提案する工作機械の開発が目立った。今回のJIMT…日経ものづくり
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1兆円市場に向けて急伸するセルロース ナノ ファイバー
軽く強く透明で環境に良い新材料
植物由来の新材料であるセルロースナノファイバー(CNF)の利用が大きく広がろうとしている。CNFの複合材料(CNF強化樹脂)を造る生産プロセスが大きく進展し、製造コストが大幅に下がりつつある。これにより、自動車分野での実用化が見えてきた。CNF強化樹脂以外でもCNFが持つ変幻自在ともいえる優れた特性…日経ものづくり
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進化の方向はIoTと3Dプリンター
米国工作機械見本市「IMTS2016」報告
米国の工作機械市場に新しい流れが起きている。工作機械のハードウエアの機能向上よりも、IoT(Internet of Things)や3Dプリンターへの対応に力を注ぎ始めているのだ。米国シカゴで開催された米国工作機械見本市「International Manufacturing Technology …日経ものづくり
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ものづくりで芽吹くAR
製品開発から製造、保守まで
「ポケモンGO」で一躍世間の注目を集めた「拡張現実感」(AR)技術。しかし、ポケモンGOのようにGPSの位置情報を基にして現実の風景にCGを重ね合わせるだけがARではない。リアルの世界にバーチャルの映像や情報を融合することによって、利用者が直感的かつ素早く状況や情報を把握できる利点を生かし、ものづく…日経ものづくり
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事故を防ぐ「スマートパワー」
子どもや高齢者による製品事故が増えている。事故を防ぎケガのリスクを下げるためには、事故データの収集とその分析結果に基づいた科学的なアプローチによる事故防止・傷害予防策が必要だ。その際に今後求められるのが、安全基準や法律による強制力のある予防策と、安全性という製品の魅力との両面から攻める「スマートパワ…日経ものづくり
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IoTで深まる工場の「見える化」
最新の事例・技術が映し出す生産現場の未来像
生産現場の情報をきめ細かく吸い上げて分析することで、生産性や品質の向上をもたらす工場のIoT(Internet of Things)。理念ばかりが先行している感もあったが、ここに来て具体的な事例が出始めるとともに、導入を容易にするソリューションやツールも充実してきた。「 第27回設計・製造ソリューシ…日経ものづくり