電気・電子系技術者が現状で備えている実力を把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(出題範囲はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問22は「信頼性設計」の分野から、ワイブル分布の特徴についての問題である。色々な事象のばらつきは、分布関数に適合させることができる。分布が計測された事象に適合するかどうかを判断することにより、その事象が何であるかを特定できる。ワイブル分布は分布関数の1つであるが、いろいろな分布関数を知っておくことで、起こっている事象を数学的に判断可能だ。この問題は「概念の応用能力」であるレベル2、正答率は44.2%である。


【問22】
 ワイブル分布の特徴はどれか。

  •  係数を変えることにより、初期故障期、偶発故障期、磨耗故障期に適合させることができる。

  •  平均値付近に多くのデータが集まり左右対称の山形の形状をしている。

  •  故障率が一定。

  •  確率密度がどのような値を取るか数表にまとめられて、一般に公開されている。