電気・電子系技術者が現状で備えている実力を把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(出題範囲はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問18は「電気回路」の分野から、RLC並列回路の交流電圧を複素数計算する問題である。電気回路において、交流回路の計算を行う場合は複素数計算を行う。RLC並列回路の合成インピーダンスを複素数計算で求めて、交流電圧を計算する。これは、電気回路の交流回路の基本であり、複素数計算を知ることは、あらゆる電気回路の交流回路の計算を習得する基礎となる。この問題は「概念の応用能力」であるレベル2、正答率は28.7%である。


【問18】
 図のようなRLC回路に交流電流Iを流した時の端子AB間の電圧Vを複素数表示で表した式はどれか。なおGは抵抗のコンダクタンス値とする。