電気・電子系技術者が現状で備えている実力を把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(出題範囲はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問17は「電気回路」の分野から、抵抗回路の合成抵抗を算出する問題である。合成抵抗とは、2つ以上の抵抗が直列接続、または、並列接続されているときに、それらの抵抗を1つの抵抗と考えたときの抵抗値であり、合成抵抗の計算は電気回路において、回路計算をするときの基本になる。合成抵抗の計算を知ることで、複数本の抵抗回路の抵抗値を計算することができるようになる。この問題は「基本的な用語と概念の理解」であるレベル1、正答率は80.4%である。


【問17】
 図の抵抗回路において左側の端子からみた合成抵抗は何[Ω]か。なお図中の2RはRの2倍の値であることを示す。