電気・電子系技術者が現状で備えている実力を把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(主催:電気・電子系技術者育成協議会)。開発現場で求められる技術力を、試験問題を通じて客観的に把握し、技術者の技術力を可視化するのが特徴だ(出題範囲はこちら)。2014年秋にE検定を実施する際、本コラムにてE検定で出題される問題例を13回にわたって連載した。今回、2015年5月31日に実施するE検定に向けて連載を再開し、新たに11問を紹介する(E検定の申し込みはこちら)。

 本連載の再開1回目(問14)は「電子回路」の分野から、矩形波のデューティー比を求める問題である。矩形波は、電子回路において信号を表す波形の1つであり、一般的には2つのレベルの電圧が繰り返し変化する。また、方形波とも呼ばれる。矩形波のデューティー比を知ることにより、デューティー比の計算方法を理解することができる。この問題は「基本的な用語と概念の理解」であるレベル1、正答率は83.5%である。


【問14】
 図の矩形波のデューティー比は何[%]か。

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