エンジニアにとって会計は、経営陣や経営企画部門、マーケティング部門とコミュニケーションを図る上でとても役に立つ共通言語です。この連載では、会計の細かい用語やルールにはフォーカスせず、会計の全体像と活かし方を学ぶことを重視します。会計センスを身に付け、エンジニアとして、そしてビジネスパーソンとしてステップアップしていきましょう。
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エンジニアにとって会計は、経営陣や経営企画部門、マーケティング部門とコミュニケーションを図る上でとても役に立つ共通言語です。この連載では、会計の細かい用語やルールにはフォーカスせず、会計の全体像と活かし方を学ぶことを重視します。会計センスを身に付け、エンジニアとして、そしてビジネスパーソンとしてステップアップしていきましょう。
管理会計の考え方を駆使して経営資源を有効活用しよう
今回は、複数部門・プロジェクトのマネジメントについて学びます。エンジニアでも、現場から離れてマネジメントをするポジションになると、複数の部門やプロジェクトを統括することがよくあります。マネージャーは業績を向上させるために、勝てる戦略を考え抜いて限りある経営資源を有効活用しなければなりません。その際、…
いかにして粗利を創出するのかを考えよう
今回は、エンジニアにとって特に大事な会計トピックにフォーカスして学びます。本連載の前半で損益計算書について学びましたが、そこで特に強調したのが売上総利益(=粗利)の重要性についてでした。この粗利から社員のお給料が含まれる販売管理費や営業外費用などが引かれていくわけですから、この粗利が少ないと、とても…
どうしたら会社に利益が残りやすくなるのかを考えよう
費用を固定費と変動費に分けることで「どれくらい販売したら利益が出るのか」を計算で求めることができるようになります。ここで、売上と費用がイコールになる「収支トントン」の売上のことを損益分岐点売上高と言います。この損益分岐点売上高を超えれば利益が出るわけですね。
経営指標に親しもう(3)
効率性分析とは、主に「会社が資産・負債・純資産を効率よく使っているかな?」というのを分析・評価するものです。効率性分析の指標は金融機関や投資家などの利害関係者が重視するものが多く、経営会議や取締役会では頻出します。経営幹部を目指すのであれば、エンジニアでも学んでおくべき重要トピックです。
経営指標に親しもう(2)
前回は財務分析のうち「収益性分析」を学びました。今回は「安全性分析」を取り上げます。安全性分析は貸借対照表を使いますので、その構造をここで一度確認しておきます。本連載の第2回では貸借対照表を「資産・負債・純資産」という3つのボックスでとらえましたが、実際はもう少し細かく区分されています。その区分のル…
経営指標に親しもう(1)
今回からは財務分析を取り上げます。財務分析とは、決算書の数字を用いて色々な角度や視点で企業(事業)を分析・評価する行為です。決算書の数字を「ただの数字」としてとらえるのではなく、様々な意味を持つ「情報」として使いこなすわけです。この財務分析のセンスを身に付けると、自社のことだけでなく、同業他社や取…
会計の全体像を把握する(3)
今回は「会計の全体像を把握する」の最後の仕上げとして、「お金」の大切さについて学びます。皆さんは、新聞やニュースで「黒字倒産」という言葉を聞いたことはありませんか? 「赤字」や「黒字」という言葉自体はよく使うと思いますので、「赤字=儲かっていない」「黒字=儲かっている」くらいのイメージはお持ちかと…
会計の全体像を把握する(2)
今回はいくつかの取引を例にして、それらがどのように記録されて、最終的に貸借対照表や損益計算書が作られていくのかを具体的に見ていきましょう。
会計の全体像を把握する(1)
エンジニアにとって会計は、経営陣や経営企画部門、マーケティング部門とコミュニケーションを図る上でとても役に立つ共通言語です。この連載では、会計の細かい用語やルールにはフォーカスせず、会計の全体像と活かし方を学ぶことを重視します。会計センスを身に付け、エンジニアとして、そしてビジネスパーソンとしてス…