大画面テレビの販売が上向いている
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 東日本大震災の被災地3県を除き、地上アナログ放送が停波し、地上デジタル放送へと移行したのが、2011年7月24日。それから、ちょうど2年が経過した。

 テレビの需要は、最盛期の2010年度に年間2568万台という販売台数に達したあと低迷し、2013年度の年間出荷台数は600万台を超える程度に留まると見られている。地デジ特需以前は年間900万台と言われた市場規模と比較しても、まだまだ販売台数は少ない。

 全国の主要販売店のデータを集計しているBCNの調べでも、依然として販売台数、販売金額ともに、前年割れで推移している。7月の集計では、販売台数では前年同月比25.1%減、販売金額でも前年同月比15.3%減となっている。

 しかしこのところ、「わずかに薄日が差してきた」と、業界関係者は指摘する。