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パソコンの製品カタログにはなぜ11nの通信速度が書かれてないの?

齊藤 貴之=日経NETWORK編集
2013/05/02 00:00
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出典:日経NETWORK、2011年12月号 、p.11 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

スイッチはケーブルの種類を判別できる?

(イラスト・アニメーション:岸本 ムサシ)

今回の回答者:
電子情報技術産業協会
パーソナルコンピュータ事業委員会
委員長 妹尾 奉典
委員  渡辺 雄三

 無線LAN規格IEEE 802.11n(以下、11n)では、制御チップやアンテナの組み合わせなどによって、対応製品の理論上の最大通信速度(最大速度)が異なります。11n対応製品の多くは、最大速度が150M/300M/450Mビット/秒のいずれかに該当します。

 電子情報技術産業協会は、パソコンが搭載する無線LAN性能を、メーカーがカタログなどでどのように表記すべきかというガイドラインを作成しています。そこでは、(1)150Mビット/秒、300Mビット/秒といった最大速度を表示する、(2)実際に測定し、その条件を併記した実効速度を表示する、(3)「11n」といった通信規格のみを表示する――という表記方法の、いずれかを満たしていればよいとしています。実際ほとんどのパソコンメーカーは、(3)の通信規格だけを載せています。最大速度を表記していない理由の一つは、ユーザー環境での実効速度と最大速度には大きな隔たりがあるため、それによってユーザーを混乱させないようにするためです。

 協会に加盟するパソコンメーカーによれば、パソコン製品の問い合わせ窓口には、無線LANの最大速度に関するユーザーからの質問はほとんどないそうです。このような状況では、製品カタログには規格名の表記だけでも問題はないと考えています。規格名がわかれば、ユーザーはアクセスポイント製品がどの規格に対応しているかを確認するだけで、接続できるか否かを把握できます。

 実際の製品を見ると、あるメーカーの11n対応パソコンは、ほとんどが最大速度が150Mビット/秒だったりします。最大速度は、製品カタログに載っていなくても、メーカーのWebページや製品問い合わせ窓口で確認できます。なお、私たちがガイドラインを決める製品カテゴリーではありませんが、11n対応のアクセスポイントや子機の製品カタログには、通信規格だけでなく最大速度まで明記されているようです。

この記事はITproのコラム素朴な疑問 Q&Aから転載したものです。
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