今回は、民生用や業務用機器において主電源のオン/オフに使われるロッカースイッチを紹介します(図1)。

図1●ロッカースイッチ

ロッカースイッチの定義

 ロッカースイッチは、操作ボタンの両端をシーソーのように交互に押すことで電気回路の接続/遮断を行うスイッチです。機器の主電源をオン/オフする用途に多く使われています。操作ボタンの動きが上下に揺れるように見えるので、英語で「揺れる」を意味する“rock”からロッカースイッチと呼ばれています。より直截的にシーソースイッチと呼ばれることもあります。

 ロッカースイッチの製品ラインアップは、開閉できる電流値や回路数、外形サイズなどによってさまざまな種類が用意されています。シール機能やリセット機能を持つタイプもあります。