種類

 前述した通り、ディップスイッチは操作方式によってスライドタイプ、ピアノタイプ、ロータリタイプに分類されます。さらに、それぞれのタイプに実装方法として基板穴挿入端子または基板表面実装端子が用意されています。

 操作部の形状のラインアップとしては、スライドタイプはフラットと凸、ピアノタイプは短レバーと長レバーがあります。ロータリタイプは、フラットとシャフトに加え、基板に対して垂直上方向から操作する上面操作タイプと水平方向から操作する側面操作タイプがあります。

 さまざまなニーズに対応した特殊仕様もあります。例えば、占有スペースを削減したい場合には薄形仕様や前出のハーフピッチ仕様が向きます。厳しい環境下でも使えるシール仕様や、265℃の高温に耐える高はんだ耐熱仕様が用意されています(図2)。

図2●ディップスイッチの種類