前回は,先端に集中荷重Pを受ける長さℓ の片持ち梁を例に,たわみを小さくするための断面形状を考えましたが,今回もテーマはたわみとします。たわみにこだわる第一の理由は,例えばカバーなどの他部品との干渉やクリアランスを考える上で重要だから。そして第二の理由は,この問題が事故原因として非常に多い振動に絡むから。トラブルや事故を防ぐために必要な共振周波数の計算に不可欠なファクターだからです。
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