Tech-On!は無料登録制の技術情報サイトです。ぜひ会員登録してこの記事の全文をお読みください。 Tech-On!無料登録の説明ページ初めてご利用の方:無料会員登録へ登録に関するご質問登録に関するご質問学生の方:無料会員登録へログイン・ページに進むIDやパスワードをお忘れの方は…Cookieが使えない状態になっていませんか?
モービル・パワー・エレクトロニクス入門

電気自動車から2足歩行ロボットまで(2) 製品の全体構想は三つの課題でレベル分け

記事にコメントする
コメントを読む
ソーシャルブックマークに追加する
この記事にタグを付ける
記事のタイトルとURLを入れたメールを作って,知人に紹介する
後からこの記事を見られるように保存する
印刷用ページ
2009/03/10 00:00
廣田 幸嗣=カルソニックカンセイ 開発本部 テクノロジーオフィサ
出典:日経エレクトロニクス,2007年5月21日号 ,pp.141-142 (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)

電気自動車と論理LSIのレイアウト設計を比較

 電気自動車のレイアウト設計を例に挙げ,論理LSIと対比して眺めてみよう。電気自動車のレイアウト設計では,モータの搭載位置や駆動方式をどうするか,ハイブリッド化すればエンジンとの動力合成法や出力分担など多様な選択肢がある中で何を選ぶかなどが考えられるとともに,それらのCompatibilityの課題も浮上する。シミュレーションや試作評価などによる試行錯誤が繰り返され,打ち合わせも頻繁に開催されがちだ。この打ち合わせには社内関連部署だけでなく,関連企業が参加することもある。こうした場合,垂直統合型モノづくりの「垂直」からイメージされる上意下達ではなく,モノづくりにおける暗黙知の結集を目的とすることが多い。

 これとは対極を成す徹底したモジュール型アーキテクチャが,論理LSIのレイアウト設計シーンに見られる(図5)。半導体プロセスとデザイン・ルールの標準化,回路のセルのライブラリ化などにより垂直方向,水平方向とも徹底したモジュール化を図っている。さらに,数千万個のトランジスタ部品を集積する複雑な論理LSIの設計でさえ,そのほとんどがCAD環境の中で行われるため,レイアウト設計の段階で異なる専門家同士が打ち合わせる必要も少ない。

図5 論理LSIの開発環境
図5 論理LSIの開発環境
論理LSIのレイアウト設計シーンでは,半導体プロセスとデザイン・ルールの標準化,回路のセルのライブラリ化などによって垂直方向,水平方向ともに徹底したモジュール化が図られている。

参考文献
1)Clark,K. B. et al.,“Product Development Performance-Strategy, Organization, and Management in the World Auto Industry,”Harvard Business School Press,1991.


とても参考になった 1
まあ参考になった 0
ならなかった 0
 投票総数:1
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはこちらの入力画面をお使いください。編集部へのご連絡