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高速データ伝送,「試験に合格してもつながらない」(1) 高速信号の計測による相互接続の保証が重要に

大原 稔,菅原 智貴=アリオン
2009/03/05 00:00
出典:日経エレクトロニクス 「NEプラス」、2007年10月8日号 、p.P16 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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電子機器や電子部品を開発する技術者にとって,計測はごく日常的な作業です。しかし,「開発した製品を購入した消費者からの,相互接続に関するクレームが日を追うごとに増えてきました。認証試験には合格しているのに,なぜ…」。こうした不可解なことが頻発しています。規格認証試験の合格と規格に準拠している機器同士の相互接続は,実は別であることに注意する必要があります。ここでは,規格認証試験と相互接続確認の現場で持ち上がっている計測技術の課題とその対策を学びます。(連載の目次はこちら

 規格認証試験は,製品を市場に出すための義務です。しかし,合格したからといって,規格に準拠した機器同士の相互接続が保証されているわけではありません。認証試験の項目を超えた範囲で計測を行わないと,消費者からのクレームの芽を摘み取っておくことはできません。

 2000年4月に仕様が発行されたUSB 2.0以来,アイ・ダイヤグラムを用いた高速信号の信号品質の計測が,民生機器の開発現場でも普通に行われるようになりました。USB 2.0では信号速度は480Mビット/秒でした。近年の高速データ伝送の規格では,HDMIの10.2Gビット/秒を筆頭に,より高速化しています。こうした中で,高速信号の計測による相互接続の保証がますます重要になっています。

図1 規格認証試験の現場

 高速信号の評価は,さまざまな計測技術やノウハウを駆使して行う必要があります(図1)。同時に,計測の基準になる規格仕様の変化や標準化団体や業界の動向を注視する必要があります。

 次回からは,多くの標準化にかかわりながら情報機器を試験している専門会社の立場から,標準化と計測技術の関連について解説します。


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