技術経営 技術者が知っておきたい経営と市場の最新情報
 
インタビュー

家電を軸に自動車、新エネルギーの産業発展も狙う

合肥国家高新技術産業開発区委員会主任の李兵氏

中田靖=アジアビジネス本部
2012/03/27 11:15
印刷用ページ

安徽省の省都・合肥市にある合肥国家高新技術産業開発区は1991年に設立された歴史ある開発区で、国務院から自主核心の総合開発区として評価を受けた開発区の1つでもある。主力の家電産業のほか、自動車、電子情報、新エネルギー、公共安全設備、バイオ医薬などの産業に注力しており、特に日本企業には電子情報と新エネルギーの分野で誘致を図りたいという。合肥国家高新技術産業開発区委員会主任の李兵氏に第12次五カ年計画の発展計画と日本企業誘致の方針について聞いた。(聞き手は、中田靖=アジアビジネス本部)

総合開発区として様々な優遇策を用意

合肥国家高新技術産業開発区の特徴を教えてください。

李兵氏
李兵氏
合肥国家高新技術産業開発区委員会主任

 合肥国家高新技術産業開発区は1991年に設立された比較的歴史の古い国家級の開発区です。中国には開発区は大きく分けて2つのタイプがあります。1つは経済技術開発区で、もう1つは高新技術(ハイテク技術)開発区です。高新技術開発区は最先端技術の発展に力を入れているため、海外企業の誘致に積極的です。経済技術開発区よりも規模が大きく、優遇策も多いのが特徴です。土地の価格で優遇が受けられるほか、大規模な投資には固定資産の奨励が受けられます。投資総額が10億元を超えた場合は、開発区独自の奨励も用意しています。ハイテク企業認定が受けられれば所得税も25%から15%へ減免されます。

 さらに合肥高新技術産業開発区は国務院から自主核心の総合開発区として、上海長江、北京中関村、武漢東湖と並んで、評価を受けた開発区の1つでもあります。このため高級人材の所得税減免など、一般の高新技術開発区よりもさらに大きな優遇策が受けられるのが魅了です。

開発区のある合肥は内陸部の都市ですが、大都市へのアクセス環境はどうなっていますか。

 合肥国家高新技術産業開発区は内陸部の安徽省省都にある開発区ですが、数ある高新技術産業開発区の中でも鉄道や道路の路線が整備されており、上海をはじめとする大都市へのアクセスが容易な点も特徴です。合肥には7つの鉄道路線が通っており、上海、杭州、北京、西安へもアクセスが容易です。高速鉄道を利用すれば上海まで2時間半、南京まで1時間半、武漢まで1時間50分でで移動できます。

 建設中のものも含め、7つの高速道路が通っており、今年6月に完成する新しい空港にもアクセスが簡単になります。空港への高速道路は開発区に出入り口があるため、新しい空港へは新しい高速道路を使えば10分で到達できます。中国五大淡水湖の1つである巣湖には港が建設されており、ここから長江につながる貨物の海上輸送も可能です。

【技術者塾】
実践で学ぶ!システム設計力強化トレーニング(9/2・3開催)

~複雑化する製品の設計情報を見える化し、品質向上と開発効率化を実現~


システム・サブシステムにおいて、要求⇒機能⇒実現手段の順に段階的に設計案を具体化しながら、各段階において異分野の技術が相互に与える影響や背反事項のすり合わせを行うことが重要です。また、元々日本企業が得意なすり合わせをより効率的・効果的に行うために、設計情報を見える化し共通言語とすることが必要です。これらにより、システム目標の未達や見落としを防ぎ、品質向上と開発効率化の実現を目指します。詳細は、こちら
日時:2015年9月2日(水)・3日(木)
いずれも10:00~18:00
会場:京王品川ビル セミナールーム(東京・品川)
主催:日経テクノロジーオンライン
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング