技術経営 技術者が知っておきたい経営と市場の最新情報
 
インタビュー

上海近郊で産業開発と街づくりを同時に推進

上海臨港産業区総合企画処処長の葉金龍氏

中田 靖=アジアビジネス本部
2012/02/16 19:30
印刷用ページ

上海近郊の中でも最大規模を誇るのが2004年に建設が始まった新しい開発区である上海臨港産業区だ(Tech-On!の関連記事)。ここは自動車部品や船舶部品などの重装備産業を中心に発展を遂げ、ナノテクや新素材の新興産業にも力を入れている。また産業区だけではなく、住環境の整備にも力を入れており、上海の臨海副都心としての臨海新城として開発を進めている。そこで上海臨港産業区総合企画処処長の葉金龍氏に、上海臨港産業区及び臨海新城の発展計画を聞いた。(聞き手は中田靖=アジアビジネス本部)

重装備、新興、現代サービスを3本柱に開発

 臨海新城、上海臨港産業区の特徴をお聞かせください。

葉金龍氏
葉金龍氏
上海臨港産業区総合企画処処長

 ここ臨海新城は上海の臨海副都心として2004年から建設を始めた新しい開発区です。重装備産業区、主産業区、物流園区といった産業エリアからなる上海臨港産業区と、住居施設やサービス産業が中心となる総合区、行政機関が集まった中心区(主城区)で構成されます。企画面積は300平方キロで、2020年までに80万人が住む都市を構築してく計画です。

タイトル

 主な産業は重装備産業ですが、それに加えて新興産業、現代サービス産業の計3つを柱に開発を進めています。重装備産業は自動車及び部品製造、大型船舶用部品製造、海洋工事設備製造などの装備産業で、新興産業は電子情報産業、新材料産業、新エネルギー産業、航空産業などです。

 中国商用飛機有限責任公司のエンジン部分の製造開発拠点もここに進出しており、2011年末に正式に開業しました。エンジンは飛行機のコアコンピタンスで、最先端の研究開発がここで行われているのです。ここで開発されたエンジンが中国の国産大型旅客機に搭載される計画です。

 近くには洋山深水港があり、ここでは最大のコンテナ港として活躍しています。このコンテナ港は大型設備産業にとって優位な条件と言えるでしょう。昨年の工業生産高は450億元に達し、ここ2、3年の工業生産は年率40%増で推移しています。

タイトル
【技術者塾】(9/16開催)
開発・設計者必修の購買コストダウン術

~コストダウン効果の高い開発購買と購買業務の基本テクニック~


設計と購買に精通した開発購買のプロが、開発・設計技術者に向けてコスト削減活動の重要性と活動への心構え、機能購買、有利購買の考え方・進め方、コスト分析技術、価格を決める交渉術など、開発購買を効果的に進めるために必要な購買知識を分かりやすく解説します。 詳細は、こちら
日時:2015年9月16日(水)10:00~17:00
会場:Learning Square新橋(東京・新橋)
主催:日経ものづくり
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング