現代サービス産業の比率高めた発展のシナリオ描く

第12次五カ年計画がスタートするにあたり、今後XEDAの発展計画をどのように考えているのか教えてください。

 開発区はこれからは第12次五カ年計画に沿った新エネルギー、電池、省エネ分野にも注力していきます。またこれまでのような工業主体の産業から、設計やデザイン、ソフト開発といった高付加価値のサービス産業にも取り組んでいく方針です。

 現在16.88平方キロの開発区はすでに会社があふれるほどになっていますが、これから工業区を30平方キロ拡大すると同時に、新たにサービスケア区も6.33平方キロの規模で開発します。このサービスケア区はXEDAの核心区でもあり、オフィスブロック、本部経済ブロック、中央ビジネスブロック、総合研究開発ブロック、開発実験ブロック、商業サービスブロック、生活ブロックという7つのブロックから構成されます。ここで現代サービス産業の比率を高め、新たな発展のシナリオを模索していきます。

 XEDAは、天津市中心部から50キロメートル離れた天津港に隣接するTEDAと異なり、天津市から南へ8キロの距離に位置する地理的な優位性があります。天津市の政治、経済、文化の中心地であり、天津市最大のエコロジー住宅団地「梅江エコロジー住宅地」に隣接しており、夏季ダボス会議なども開かれる「梅江国際展覧センター」も2010年にオープンしました。

 天津は北京から高速鉄道で27分の距離にあり、昨年開通した北京と上海をつなぐ高速道路も天津を通ります。天津市には9本の地下鉄建設の予定があり、そのうち2本はXEDAを通ります。また開発区内を走る路線バスの計画もあります。従業員はここで暮らして、生活面、交通面も含めて、より快適な仕事ができる生活団地に発展させていきたいと思います。

タイトル

「XEDAを選ぶことは成功を選ぶことに等しい」。進出してきた企業の方々に必ずそう実感していただける開発区を目指します。