安全規格の認証取得や形式手法(formal methors)の導入支援などを手掛ける、シーエーブイテクノロジーズ(CAV Technologies Co., Ltd.)(Tech-On!関連記事01)。形式手法の研究者であり、同社を起業した田口研治氏に起業の経緯などについて聞いた。 田口氏は、形式手法の研究で世界トップ・レベルともいえるスウェーデンUppsala University出身という、異色の経歴の持ち主だ。1980年代の人工知能ブームの最中、米IntelliCorp社のエキスパート・システム「KEE」の国内販売を手掛けていた当時のCSK総合研究所(CRI)に入社し、エキスパート・システムの開発などに従事。その後、CSKシステムズなどでの研究活動を経て2000年にUppsala Universityに留学、同大で博士号を取得した。Uppsala大は、時間オートマトン(timed automaton)ベースのモデル検査ツール「Uppaal」を、デンマークAalborg Universityと共同開発したことでも有名で、形式手法研究のメッカともいえる組織だ。
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