日経ものづくり2005年3月号
目次
-
純正充電器を使ったのに破裂した、安全を脅かす模倣電池の手口とは
デジタルカメラで,純正のリチウムイオン2次電池を模倣した電池による事故が増えている。人体に危害が及んだケースも。同2次電池は2重,3重の安全対策を施して使うべきものだが,模倣電池はそれを無視する。精巧なものになると,使用して事故を起こして初めてそれが模倣電池だったと分かる。対策は難しいが,模倣の手口…
-
第3巻 低い初期締め付け力に「益」はなし
広島大学大学院教授 沢 俊行
あれは,1985年8月12日のこと。羽田発伊丹行きの日本航空123便(ジャンボジェット)が群馬県・御巣鷹山に墜落し,520人の尊い命が犠牲になった。この時,事故調査に当たった当時の運輸省事故調査委員会が発表した調査結果は,おおむね次のような内容でした。
-
最終回 仕組みを使って売価/原価戦略を実行する
コスト情報を多様なくくりで見る、その仕組みが打ち手を明確に導く
前回は売価・コスト戦略を策定するための考え方とそのプロセスについて紹介した。実際に理想的なプロセスを実践しようとすると,非常に手間がかかる。工数の増加という大きな壁を乗り越えなければ,当然ながら効果は期待できない。今回は売価・コスト戦略を実践していくために必要不可欠となる仕組みを紹介していく。
-
空気清浄機
高機能化で市場ににぎわい、細菌やウイルスも抑制
2000年には約100万台だった出荷台数が,2004年には2倍の200万台に達する見込みだ。普及率も約27%と,4軒に1軒を超える世帯が所有しているという状況だ。特に2003年の冷夏と2004年の猛暑が影響し,2005年の春は2004年の10~30倍のスギ・ヒノキ花粉が飛散するとみられており,小売り…
-
新しいTRIZ
第1回 より適用しやすく
アイデア発想法の一つであるTRIZ。この手法が日本で紹介されたのが,今から9年前。その後,多くの日本企業が導入に取り組んだが,うまく定着させた企業は少ない。だが,その陰で「どうすればTRIZを適用しやすくなるか」,研究が進められ,その導入に取り組む企業が再び増えつつある。今回からTRIZの最新動向に…
-
ラベルを張り替える部品商社、不具合があっても知らんぷり
思い切ったコスト削減を目指し,日本メーカーの多くが競うかのように中国現地での部品調達に奔走している。だが,リスクもある。あるメーカーでは商社を介して購入した電装部品で火を噴くトラブルが発生。商社を問い詰めても頼りにならず,電装部品メーカーに乗り込むが,意外な事実が発覚する。
-
鉛フリーめっきのニシハラ理工
すず100%めっきでグリーン調達を支える
欧州のEU全域で2006年7月から六つの有害物質を含む電気電子機器が販売できなくなる(RoHS指令)など,機器メーカーにとって環境規制への対応は待ったなしの状況。そんな中で重要性を増しつつあるのが,鉛をはじめとする有害物質の代替技術だ。
-
トヨタ生産方式
経営者と現場で異なる「満足度」
自動車,非自動車を問わず,導入した企業ではおおむね評価が高い。ただし,管理部門と製造現場では導入後の満足度に差がある!)。本誌が実施したアンケートから,ものづくりに携わる人のトヨタ生産方式(TPS)に対する認識が明らかになった。半数以上は,TPS導入を前向きに考えている。
-
生産量の減る産業で技術レベルが上がる不思議
仕事柄全国を旅することが多く,各地で自慢の日本酒を頂いて感動している。全国の日本酒を飲み続けていると,この15年ほど,レベルが年々上がっていることに気付く。錯覚ではないのかと思うほど,各蔵元の日本酒は確実に前年よりもうまくなっている。全国の消費量が年々減少しているといわれながらも,確実にレベルが上が…
日経クロステック Special
What's New
総合
- デザイナー、技術者必見のものづくり技術展
- 【生成AI事例】デジタルで現場をDX化
- 業務や役割に応じた「社員に最適なPC」
- 「クラウド時代のあるべき運用」を熱く議論
- 生成AI活用へ「待ったなし」成功の秘訣
- 目指すは相互に行き来できるマルチクラウド
- 「稼ぐ力」を劇的に高めるROIC経営
- 大企業にもキントーンの導入が進む理由
- 「サーバ―」部門満足度トップ企業に訊く
- XDRは「攻めの投資」!運用の三原則とは
- デルタ電子とロームが語る次世代電源戦略
- 製造業DX「データドリブン経営成功のシナリオとは」
- 大教大とマウスパソコン教室の在り方を研究
- 欧州トップ企業語る日本のセキュリティー
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- 最新の「ポスト認証攻撃」をいかに防ぐか?
- 設備・建材活用の現場から(3)−ボアシス
- ビジネスPC、ITデバイス購買DXを推進
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- 生成AIの活用の鍵は「内製とアジャイル」
- DXを成功に導くITインフラとは?
- AIと自動化でエンジニアの能力を解き放て
- 最先端のAI技術を支えるNTTPC
- 日本初!東京港を横断する通信網が誕生へ
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- 神田れいみと学ぶ「ネットワーク活用白書」
- ゼロトラスト成功の秘訣を神田れいみと探る
- 専門家が斬る日本の意識と対策の現状は?
- 3つのペルソナで、働き方に合わせたPC選び
- オリックス銀行×富士通時田社長 特別鼎談
- ERPプロジェクト≫IT人財の必須条件は
- マネージドサービスが安価に利用できる理由
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- DXや生成AI活用に挑む大阪府
- イノベーションの起爆剤
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- ビジネス戦略と連動したデータマネジメント
- 守りながら攻める“製造DX”の方法論とは
- 最新サーバーに学ぶ熱設計の最前線
- ランサムウエアから診療データはこう守る
- PC管理の課題を課題をまるごと解決
- 日本語に強い「和製生成AIモデル」が誕生
- 動画解説>生成AIからDX変革まで
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 木質建築空間デザインコンテスト受付開始
- 最適なネットワークを早く安く簡単に実現!
- セキュリティ×スキルUP≫JSOLの提案
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化