日経ものづくり 万華鏡

動きも滑らか
マネキン型ロボット

スーパーモデルのような動きで,衣服や装飾品の本来の美しさを伝える―。日本SGI(本社東京)とロボットデザイナーの松井龍哉氏が共同開発したマネキン型ロボット「Palette」は,従来のマネキンにはなかった「動く」という機能を組み込んだものだ。2005年8月15日まで松屋銀座(東京)において企画展「Palette?―松井龍哉のマヌカンロボット」(東京デザインコミッティー主催)が開催され,Palette本体だけでなく,その開発プロセスや構成部品についても紹介された。Paletteは肩とひじ,首,胴体の向きなどを滑らかに動かしながら,次々とポーズを決めていく。スーパーモデルの動きをモーション・キャプチャによってデータ化し,カード型メディアを介してPaletteに伝えた。

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グリップならタイヤに聞け

一見,何の関係もなさそうなタイヤとアスレチック・シューズ。しかし,タイヤのトレッドパターンと靴底のデザインをよく見比べてみると,どこか似ているようにも思える。実はこのシューズ,デサント(本社大阪市)と英Michelin Lifestyle社が共同で開発したもの。仏Michelin社のスポーツタイヤ「Pilot Exalto」で培った技術を応用し,クッション性や安定性だけでなく,ランニング時に欠かせないグリップ性も備えるシューズに仕立てた。耐摩耗性も高い。

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