混流生産のタクトタイムで50秒を切る |
マザー工場の狭山工場の強さの秘密 |
「タクトタイムは49.7秒」(本田技研工業埼玉製作所事業管理部部長の西將雄氏)─。
ホンダが「マザー工場」と位置付ける埼玉製作所狭山工場の速さが明らかになった。この工場で同社は中~大型のすべての車種の混流生産を行う(図)。具体的には,排気量2~3.5Lのエンジンを搭載する「レジェンド」「オデッセイ」「ステップワゴン」「アコード」「アコードワゴン」「アコードハイブリッド」「インスパイア」「CR-V」が対象だ。
最大の特徴は,クルマを生産する速さ。冒頭の通り,タクトタイムは車種によらず50秒を切る。「トヨタ自動車や日産自動車の工場と比べても,ここまで多くの車種を,このスピードで造れるのはホンダだけだ」(同氏)。
図●ホンダのマザー工場の一つ埼玉製作所狭山工場
中・大型車種を混流生産する。