日経ものづくり 万華鏡

“水素”が大好物
燃料電池を搭載のロボット登場

スピーシーズ(本社東京)が開発した「Speecys-FC」(写真下)は,燃料電池で動く2足歩行ロボットだ。燃料電池を搭載するに当たって最も苦労したのが,負荷変動への対応。ロボットが片足で立ったりひざを屈伸させたりする際,負荷が大きくなって瞬間的に大電流が必要となる。この負荷変動に対応するため,2種類の燃料電池スタックとニッケル水素2次電池を併用することにした。メインスタックに比べてアシストスタックのセル数を多くし,四つのメインスタック,一つのアシストスタック,ニッケル水素2次電池を並列に接続する。

日経ものづくり 万華鏡

才色兼備のホースです

現場に彩りを添えるクラレプラスチックス(本社大阪市)の「感温ホース」は,中を流れる流体の温度が変わると,表面の色が変化する。ポイントはホース表面の芯材部。同社がパイロットインキ(本社名古屋市)と共同で開発した,温度によって色相が変わる繊維を使っている。3原色を組み合わせて発色させるため,ほとんどの色相が表現可能。

日経ものづくり 万華鏡