フォース・フィードバック技術を応用した操作コントローラを開発する米Immersion Corp.が,同社の特許を侵害しているとしてソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)および米Sony Computer Entertainment of America,Inc.を訴えていた裁判に関して,2005年3月24日に判決が下った。

米国カリフォルニア州北部の連邦地方裁判所は,Immersion社の訴えを認め,SCEに対して9070万米ドル(約97億円)の賠償金の支払いを命じた。さらに,関連製品の米国での製造販売および輸入を差し止める命令を下した。SCEはこれを不服とし,「納得できないため控訴する。法廷で引き続き当社の考えを主張していく」(同社 広報部)と,全面対決の構えを見せる。