欧州市場で普及する天井埋め込み型シャワー。通常は数多くの穴から水が吐出されるが、TOTOが開発した新しいシャワーは、1本の整流(層流)が天井から床に向かって静かに落ちていく(上の写真)。天井から床まで2m20cmほどの距離があっても、水流はほとんど揺れることがない。透明な樹脂の棒を垂直に立てているかのように見えるため、手で触って初めて水流だと気付いて驚く人が多いという。

 さて、この新しいシャワーは上述の2つの選択肢のうち、どちらの効果を狙ったものだろうか。
〔以下、日経ものづくり2013年5月号に掲載〕