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HOME日経ものづくり 2013年2月号 > 危険部が動き続けた除雪機、使用者が意図的に安全装置を無効に

日経ものづくり 2013年2月号

危険部が動き続けた除雪機、使用者が意図的に安全装置を無効に

  • 2013/01/25 15:26
  • 1/1ページ

 2012年1月、30歳代の男性が除雪機のブロアに詰まった雪を取り除いていたところ、突然回転し出した刃に右手が接触し、指4本を骨折する重傷を負う事故が発生した。事故情報データバンクによると、2009年9月~2012年11月の間に報告された除雪機に関する事故は32件。これらのうち、重大事故は、死亡事故が8件、全治1か月以上のケガが9件だった。

 歩行型ロータリ除雪機(以下、除雪機)は、一般に公道では使用できないが、主に自宅の敷地内などを除雪する際には特別な免許や資格がなくても使える。除雪機にはさまざまな安全装置が装備されているものの、除雪機に関連した事故は後を絶たない。国民生活センターが実施した再現テストから、その実態を見てみよう1)

回転部と接触

 除雪機は、ガソリンエンジンやディーセルエンジンを動力源とし、雪をかき崩して収集するオーガ(らせん状の刃)や雪を吐き出すブロアを回転させながら、走行する(図1)。事故としては、冒頭で紹介したようにブロアの刃に接触したり、オーガに巻き込まれたりといったケースが多い。後進時に除雪機と壁の間に挟まれる、除雪機にひかれるといった事故も発生している。
〔以下,日経ものづくり2013年2月号に掲載〕

図1●除雪機の構造例
図1●除雪機の構造例
前面にあるオーガは、向かい合ったらせん状の刃で雪を切り崩しながら中央部に集める。その雪をブロアによってシュータから吐出する。写真:国民生活センター

参考文献:1)「歩行型ロータリ除雪機の使い方に注意」,国民生活センター,2012年12月20日