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HOME日経ものづくり 2013年2月号 > 射出成形できる接着剤

日経ものづくり 2013年2月号

射出成形できる接着剤

小型部品の生産性を劇的に向上

  • 2013/01/25 15:10
  • 1/1ページ

 射出成形ができる接着剤の用途が大きく広がっている。射出成形すると一体、どのようなメリットがあるのだろうか? そもそも物をくっつける接着剤を射出成形することなどできるのだろうか?

その答えはYes。もちろん射出成形は可能だ。そしてメリットは、「生産性が劇的に高まること」。新開発のクルマ向け小型ブロアの一部に接着剤の射出成形を適用したシナノケンシ(本社長野県上田市)CMビジネスユニット技術部部長の上原智明氏はこう説明する。

接着剤にはさまざまなタイプがあるが、シナノケンシが適用したのは加熱すると溶けるホットメルト接着剤(熱可塑性接着剤)だ。同社は車内の空気を循環させる小型ブロアをフルモデルチェンジし、2012年4月に量産を始めた(図1)。主に北米市場向けの高級車に搭載される製品だ。ブロア本体はそのままで、外装ハウジングを変えることによりさまざまな車種に対応できる。
〔以下、日経ものづくり2013年2月号に掲載〕

図1●生産性向上と小型・薄型化を両立させたブロア本体
図1●生産性向上と小型・薄型化を両立させたブロア本体
シナノケンシは新たに開発した自動車用小型ブロアに接着剤の射出成形を適用。ブロア本体の小型・薄型化と劇的な生産性向上を果たした(a)。ブロア本体は外装ハウジングに組み込まれて車内に設置される(b)。