特集

自動運転
世界で開発競争

究極の自動車と言える自動運転車の開発に、世界の企業が取り組み始めた。意外なのは、自動車開発とは無縁に思える米Google社が先頭を走ることだ。同社のスマートフォン事業で成功したビジネスモデルを、自動車の世界に持ち込む狙いが透けて見える。自動車メーカーはGoogle社を警戒しつつ、開発のアクセルを踏み始めた。

  • Part.1 変わる自動車の価値
  • Part.2 自動車メーカーの取り組み
  • Part.3 実現に向けた技術
  • Part.4 運転者主権のあり方

解説

復活するタイミングベルト
30万kmの寿命を狙う

一時はタイミングチェーンが主力となったカムシャフトの駆動機構にタイミングベルトが復活してきた。最大の理由は燃費向上につながること。ベルトに変えると摩擦損失が減るため、燃費を1~2%よくできる可能性がある。さらにタイミングチェーンと同様に、油の中で使えるベルトが出てきた。30万kmの寿命を狙う最新のベルト技術を探る。

機能の書き換え可能な半導体が
車載電子システムで台頭

FPGA(Field Programmable Grid Array)と呼ばれる、製造後にユーザーが機能を書き換えできる半導体が、車載電子システムで台頭する機運が高まってきた。その背景にあるのが、ADAS(先進ドライバー支援システム)など、複雑な画像処理が必要で計算量の多い車載電子システムが増加していること。開発投資が低くて済み、システムの開発期間を短縮できるFPGAを採用するメリットが大きくなっている。

技術レポート

新車レポート

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マツダ車両開発本部車両システム開発部 主幹 高橋 正好

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川島 佑介

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自動車部品進化論

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