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 光センサ、赤外線センサ、磁気センサ、振動センサ。最近の白物家電ではさまざまなセンサが活躍している。付加価値を高める手段として、続々と採用が進みつつある。

 センサを使う目的は大きく2つ。1つは、ユーザーの安全性を高めるため。三菱電機の蒸気レス炊飯機では、内釡で発生した蒸気を水タンクに導いて冷却/凝縮することで蒸気を外に出さないようにしている。欠かせないのが、蒸気冷却用の水の量を検知する光センサだ。冷却性能を確保するためにはタンク内に一定量の水が必要。一方、炊飯開始時にタンク内の水の量が多すぎると、凝縮の進行とともに水がタンクからあふれる。そこで同社はタンク内の水位を検出するセンサを搭載した。

 では、安全性と並ぶもう1つのセンサの使い道とは何だろうか。
〔以下、日経ものづくり2013年1月号に掲載〕