- 10nmまでのSoC微細化にメド、3次元トランジスタを不要に
STが完全空乏型SOIを量産化、ファウンドリーでも利用可能に - 外気冷却の高効率データセンター、NTTコムウェアが運用開始
+40℃対応の直流サーバーなどを採用し、PUE1.02を達成 - 回路設計の知識がなくても、FPGAでプログラムを加速
AlteraがOpenCL対応の設計ツールを開発 - DRAM代替メモリの本命候補、スピン注入MRAMが実用へ
EverspinがDRAM互換の64Mビット品をサンプル出荷
そのAndroidは
誰がいつ開発したのか
東京大学 大学院 経済学研究科 博士課程
都市のスマート化は
データのオープン化から
米IBM社 Distinguished Engineer, Smarter Cities, IBM Corporate Strategy
中国と世界をつなぐ“ハブ”
研究開発拠点化を推進
少なくとも中国市場はもらう
風穴を開けた男(中)エネルギー・システムのためのモデルベース開発講座(第5回)
モデルベース開発を支える
数値計算技術を垣間見よう
スマートハウス(第2回)
大阪ガスと積水ハウス
1年間の実居住で効果を検証
- モバイル:NTTドコモのLTEの導入シナリオ、2012年度末に112.5Mビット/秒に
- ディスプレイ:R2Rで超薄ガラス上にタッチ・パネル、ITRIとCorningが開発
- デジタルヘルス:生体センサを運転支援に活用、レーシング・カーを実験場に
科学の進化は続けども
人の行動原理は変わらない
USB PD
世界的な景気の減速や円高など、国内のエレクトロニクス業界を取り巻くビジネス環境は厳しい状況が続きます。ただ、不振の理由は、こうした環境の変化だけでしょうか? 真の理由はそこではなく、「新しい発想のヒット商品が生まれなくなったこと」が不振の大きな要因との指摘は少なくありません。つまり、アイデアを着想し、具現化する力の不足です。
そもそも「アイデア」とは何でしょうか。米国の広告業界で活躍したJames Young氏が約70年前に記した名著『アイデアのつくり方』では、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と定義します。何もない状態から新しい発想は降りてこず、既存の要素をつなぎ合わせる新しい関連性を見つけ出すことが重要というわけです。新技術が日々生まれている技術開発の現場から、着想のタネが急になくなったわけではないでしょう。課題は多くのタネを結び付け、イノベーションにつなげる発想力にあるのではないでしょうか。
この発想力を磨くための新しい潮流が今、静かに、だが急速に世界規模で草の根的に広がり始めています。今号の特集では、複数の要素を結び付けるために必要な「気付き」を得るための手段を、実際に取り組まれている事例などを交えて解説します。
最新号では特集の他、生体認証および製品サポートに関する解説記事をそれぞれ掲載しています。生体認証に焦点を当てた解説「Appleが触手を伸ばす、スマホ向け生体認証」では、急速に進み始めた同技術の開発状況や発展の可能性を取り上げます。製品サポートに関する解説「“ネットでサポート”が電子機器の標準に」では、サポートセンター側からネットワーク越しにユーザーの機器の状況を把握する技術のインパクトをまとめています。
最新号のインタビュー記事では、米IBM社のDistinguished Engineerである Colin Harrison氏に登場いただきます。IBM社が提唱する地球全体を効率化するコンセプト「Smarter Planet」。その構成要素の一つである「Smarter Cities」の技術プログラムの発案者が、Harrison氏です。同氏に、都市をスマート化する意義やSmarter Citiesに至る道筋などを聞きました。
1971年に創刊した日経エレクトロニクスは、2013年1月21号で1100号を迎えます。そこで「日経エレクトロニクスDigital」(http://techon.nikkeibp.co.jp/NED/)では、1100号に向けた記念企画を始めます。日経エレクトロニクスは100号ごとの節目で「電子産業の未来」を展望してきました。今回の特別企画では、800号(2001年)以降で掲載してきた記念特集の一部を掲載していきます。最新号のコンテンツだけでなく、過去の記念特集で展望してきた「電子産業の未来」がどの程度実現したのかを、ぜひご確認いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 大久保 聡