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HOME日経Automotive Technology 2013年01月号 > 住友ゴム工業の次世代タイヤ製造技術

日経Automotive Technology 2013年01月号

住友ゴム工業の次世代タイヤ製造技術

部材を金属製の治具に巻きつける、均一性が向上、10%軽量化

  • 2012/11/26 16:38
  • 1/1ページ

 住友ゴム工業は、「超高精度」を追求した次世代のタイヤ製造技術「NEO-T01(ネオ・ティーゼロワン)」を開発したと発表し、製造設備を報道関係者に公開した(図)。タイヤ内側の形状をした金属製の治具(メタルコア)にタイヤのすべての部材を張り付けていくことでタイヤを製造するのが最大の特徴だ。

 新工法の特徴は、従来の製造技術に比べて(1)高速ユニフォミティ(タイヤ形状や剛性の不均一性によって高速走行時に生じる路面からの反力)を70%低減できる、(2)タイヤを従来の技術で造る場合より10%軽量化できる、(3)タイヤの剛性を向上でき、高速走行時のタイヤの形状変化を従来よりも50%抑制できる──など。新工法を適用した第1弾商品として、2014年に安全性と快適性、軽量化をバランスさせた次世代ランフラットタイヤの発売を予定している。
 新工法のキーテクノロジは、「メタルコア工法」に加え、「全自動連結コントロール」「高剛性構造」の三つ。このうち全自動連結コントロールでは、部材の製造からメタルコアへ張り付けるまでのすべての工程を1/100mm単位でコンピュータ制御する。それぞれの部材で最適な質量を割り付けられるため、タイヤを従来の工法で造る場合よりも10%軽くすることが可能になった。また新工法では、従来は使えなかった剛性の高い素材をタイヤに使えるようになったことで、高速走行時の変形を従来よりも抑制できるようになった。

以下、『日経Automotive Technology』2013年1月号に掲載
図 住友ゴム工業の白河工場
図 住友ゴム工業の白河工場
この工場内に設置した次世代のタイヤ製造技術「NEO-T01」の製造設備を報道関係者に公開した。