上の写真は、100円ショップなどで売っている、ある「便利グッズ」。2011年に年間50万個以上を売り上げた大ヒット商品だ。

 さて、今回はこの商品の使い道(目的)が何かを考えていただきたい。灰皿のような形をしているが灰皿ではない。

ヒント1:家庭の台所などで鍋と一緒に使用する。これからの季節、鍋物をする時に生じる、ある困りごとを防ぐのに使う。この困りごとを放置すると火事にもつながるため、世の中では、さまざまな事前/事後の対策が考えられている。

ヒント2:この商品が機能を発揮する上でのポイントは、裏側の凹部。この凹部がなければ商品は目的を果たさない。さらに、3方向に伸びた溝にも、ちゃんと意味がある。

 さて、このグッズの使い道とは?

〔以下、日経ものづくり2012年10月号に掲載〕