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1 【ジュネーブショー】トヨタ、HEV「FT-Bh」を出展
 トヨタ自動車は、ジュネーブモーターショーに小型ハイブリッド車(HEV)のコンセプト車「FT-Bh」を出展した。5~6年先の市場を見据えて開発しているもの。排気量1.0Lで2気筒のガソリンエンジンにモータ2個を組み合わせる。燃費は2.1L/100kmに達し、CO2排出量は49g/kmと少ない。車体には高張力鋼板やアルミおよびマグネ合金を活用し、車両質量は786kg。(3月7日)
2 日産、ルマンレース参加の革新的レース車を公開
 日産自動車は、「ルマン24時間レース」に賞典外で参加する「日産デルタウィング実験レース車」を公開した。米DeltaWing Racing Cars社が開発した細長い車体に、日産の排気量1.6L直噴ターボエンジンを積む。トレッドは前が0.6m、後ろが1.7mと前タイヤの左右間隔が極めて狭く、前面投影面積も小さい。質量は通常のレース車の半分、空力抵抗も半分にできたという。(3月14日)
3 【ジュネーブショー】日産、PHEV「EMERG-E」を出展
 日産自動車は、ジュネーブモーターショーにInfinitiブランドのプラグインハイブリッド車(PHEV)「EMERG-E」を出展した。エンジンで発電した電力をLiイオン2次電池に充電し、後ろに搭載した2個のモータで後輪を駆動する。モータ2個合計の最高出力は300kW。発電専用の排気量1.2Lの3気筒エンジンは、英Lotus Engineering社が開発した。EV走行距離は48km。(3月9日)
以下、『日経Automotive Technology』2012年7月号に掲載