特集

安く早く工場を造る
部品メーカーのポスト中国戦略

日系部品メーカーが次の成長市場を見据えた「ポスト中国戦略」に舵を切り始めた。注目が集まるのがインド、インドネシア、タイ、ブラジル、メキシコの5カ国。生産台数は合計で2019年に2000万台が見込まれる。ただ経営資源の限られる部品メーカーが全ての国に進出するのは難しい。各社は工場改革や提携戦略でヒト・モノ・カネを抑えた進出に知恵を絞る。

  • Part.1 限られた経営資源で挑戦
  • Part.2 候補国のリスクを見極める
  • Part.3 6メーカーの工夫と決断

解説

多様化とコスト削減の矛盾を解く
メガプラットフォーム

世界の自動車メーカーがクルマの作り方に大きな変革を持ち込もうとしている。これまで車両のセグメントごとに進めていたプラットフォームの共通化を進化させ、セグメントの枠を越えて部品を共通化しようとしているのだ。その背景には、グローバル市場向けに多様な商品を提供しながら、コストを大幅に下げるという背反する課題を突きつけられていることがある。

カメラで衝突を防ぐ
後付け、スマートフォンと広がる選択肢

カメラを使った衝突防止システムといえば、富士重工業の「EyeSight」が代表例。認識率を高めるためステレオカメラを使うのが特徴だ。しかし、最近はより低コストな単眼カメラを使うケースが増えてきた。専用カメラを装着する後付け製品、スマートフォンのアプリケーションなどである。自動ブレーキには対応できないが、衝突防止システムの選択肢は一気に広がってきた。


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