写真は、5本の配管をまとめたアルミニウム(Al)合金製の集合管。下方から3本の、左右から2本の配管が上方の1つの大きな配管に向かって集約されている。最大の特徴は、肉厚が全面で0.3mmと非常に薄く、質量が63gと軽いことだ。試作メーカーである大槇精機(本社埼玉県朝霞市)が、自動車の排気マニホールドをモチーフに、実物以上に複雑な形状に仕上げた。この集合管の加工方法を考えてみてほしい。

〔以下、日経ものづくり2012年5月号に掲載〕