約14年を経て日本で特許が成立

 1990年代末にビジネスモデル特許の先駆けとして大きな関心を集めた、いわゆる「1クリック特許」が2012年3月に日本で成立したことが分かった。米Amazon.com社が1997年9月に米国で出願し、ショッピング・サイトやコンテンツ配信サービスなどに関連した基本特許の一つと目される。普及が急速に進むスマートフォンやタブレット端末関連のビジネスに大きな影響を与える可能性がある。

 1クリック特許は、ショッピング・サイトなどで商品購入の手続きを簡単にするシステムの発明。住所や氏名、クレジットカード番号などをあらかじめ登録しておけば、画面上の専用ボタンを1度クリックするだけで商品の発注から支払い、配送までの手続きを完了できる仕組みを特許化した。

『日経エレクトロニクス』2012年4月16日号より一部掲載

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