コンテナ型データセンターで実証試験中

 データセンター運営大手のさくらインターネットは、北海道・石狩市に国内最大級となるデータセンター「石狩データセンター」を建設し、2011年11月から稼働を開始した。北海道の年間を通じて低温な気候を生かし、外気をそのまま空調に利用することで、データセンターの消費電力を約4割も削減できるのが特徴である。

 さらに同社は、より一層の消費電力の削減を進めるために、340~380Vという高電圧の直流(HVDC:high voltage direct current)を用いた直流給電の実証試験を開始した。直流給電の実証試験は、NTTデータ先端技術と河村電器産業、日商エレクトロニクスの3社と共同で、コンテナ型データセンターを設置して実施している。

『日経エレクトロニクス』2011年12月12日号より一部掲載

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