技術者を応援する情報サイト「Tech-On!」の自動車テーマサイト「Automotive Technology」に掲載したニュースの中から、アクセス数の多かったものを順に紹介します。

1 日産がダウンサイジングのセオリーを無視した理由
 日産自動車は、直列4気筒過給エンジン「QR25DER」を発表した。他社のダウンサイジングエンジンのような直噴ターボではなく、ルーツ式スーパーチャージャを使う。同エンジンはハイブリッド車用に設計したため、ターボが苦手とする低回転、高負荷を使う頻度が高い。そのためターボではなくルーツ式とし、排ガス浄化用触媒を温めるための直噴化も必要なくなった。(10月13日)
2 【フランクフルト】トヨタ、「FT-86 II concept」を展示
 トヨタ自動車は、フランクフルトモーターショーで、次世代スポーツカー「FT-86 II concept」を展示した。車両前部に富士重工業の水平対向エンジンを搭載する後輪駆動車である。ブレーキキャリパは赤色のイタリアBrembo社製に、タイヤはブリヂストン製の「POTENZA」。トヨタはFT-86を2012年に発売する。量産車は東京モーターショーで披露する予定。(9月16日)
3 トヨタ、日本のカムリはハイブリッド車のみ
 トヨタ自動車は、新型「カムリ」を国内で発売した。米国では排気量2.5L、3.5Lのガソリン車、排気量2.5Lのハイブリッド車を用意するが、日本ではハイブリッド車のみ。米国ではハイブリッド車の廉価モデルは2万5900ドル(約199万円)。一方、国内の廉価モデルは304万円からで、価格差が100万円以上ある上、クルーズコントロールがないなど装備も劣る。(9月6日)
以下、『日経Automotive Technology』2012年1月号に掲載