- ホンダが新型ASIMOを発表、手話やボトルのフタ開けが可能に
人の操縦なしに自律的な行動生成も実現 - ARMがついに64ビット版を投入、サーバーやスマートフォンに向ける
二つの実行モードで32ビット版との互換性も確保 - EVを狙うQualcomm社、非接触充電の特許を取得
Auckland UniServices社の事業部門を買収 - “鎖国”から“開国”へ、HDMIが組織体制を大幅変更
次世代仕様の策定は、新団体「HDMI Forum」で - エプソンがHMDを製品化、シースルー型で用途拡大狙う
高温多結晶Si TFT液晶パネルで映像を投影 - 異なる結晶構造を採用し、SiC MOSFETを安く高性能に
HOYAが開発、チャネル移動度は最大370cm2/Vsと高い
BIOSウイルスを無効化し
外部機器で情報漏洩を防ぐ
F.tron 最高技術責任者
F.tron 取締役社長
海外売上比率を
今後10年で50%に
ローム 代表取締役社長
ニッポン発のシームレス測位
“監獄”を舞台に課題を探る
時計を止めよう
日米半導体協定の終結(最終回)技術者のための交渉術(第1回)
外国人から見た日本人の問題点を探る
NFC Japan 2011 ~ポストFeliCa時代をにらみ“おサイフ”の次を創れ~(第3回)
Android+NFCが引き起こす
ライフスタイル革命に備えよ
- モバイル:屋内測位にも対応する位置情報LSI、携帯型端末向けにCSRが投入
- ディスプレイ:大型液晶向けLEDバックライト、低コスト化技術を各社が導入へ
- デジタルヘルス:医療機器も「中古」「レンタル」、診療所でも高度な医療を実現
技術者は“やんちゃ”を忘れるな
パナソニック 常務取締役
スーパーコンピュータ
携帯機器や電気自動車などに向けた電池の開発において、軽量化は従来からの“重い”課題です。その一方で、スマートフォンなどの消費電力は増加の一途をたどっています。それ故、電池には高容量化が常に求められ、なかなか軽くならないのが実情です。最新号の電池に関する「解説」でも書きましたが、ポストLiイオン電池としてMgイオン電池やCaイオン電池などが登場しているものの、実用化までには時間がかかりそうです。
こうした中、いつでもどこでも手軽に機器や電気自動車などを充電することを狙った、ワイヤレス給電に対する期待が高まっています。NTTドコモは、2011年度中にワイヤレス給電機能を搭載した携帯電話機を100万台販売することを明らかにしました。同時に、充電するための送電台を空港ラウンジやカフェ、バー、コンビニエンス・ストア、デパートなどに設置することを進めています。
ただ、今後、携帯機器や自動車などの分野でワイヤレス給電を広く普及させるためには、標準となる規格作りが欠かせません。既に標準規格争いは始まっており、携帯機器向けではNTTドコモが今回採用した「Qi(チー)」規格が一歩リードした形ですが、これに対抗する他の規格作りも進められています。今後、規格標準化の行方はどうなるのか、規格作りのベースとなる電磁誘導方式や電界結合方式、磁界共鳴方式といったワイヤレス給電技術の現状はどうなっているのか、各方式の課題は何か、などを最新号の特集「ワイヤレス給電、制するのは誰か~スマホ、クルマで始まる規格争い~」でまとめました。
このほか最新号では、ゲーム制作のノウハウをデジタル機器の開発に生かす取り組みに関する解説「ゲームのチカラがエレクトロニクスを救う」、安全性重視が鮮明になってきた電池開発の今後の動向などをまとめた解説「多様化する電池開発」、NEレポート「ホンダが新型ASIMOを発表、手話やボトルのフタ開けが可能に」、寄稿「BIOSウイルスを無効化し、外部機器で情報漏洩を防ぐ」、ローム 澤村社長へのインタビュー「海外売上比率を今後10年で50%に」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄