解説1

台湾メーカー流「速さ」の秘密

日本と大きく異なる組織運営法
解説3

Steve Jobs

天才イノベーターが残した魔法
NEレポート
インタビュー

スマートフォン市場でも
Qualcommに勝つ

Ching Jiang Hsieh(謝 清江)氏
台湾MediaTek社 President
インサイド

三菱電機が尼崎工場を大改造
「2020年の電力網」を実験

ドキュメンタリー

100社の命運を背負った二人

日米半導体協定の終結(第3回)
NEアカデミー
とことん基礎から理解する“磁界共鳴”型ワイヤレス給電(第2回)

伝送効率は結合係数とQで決まる

NEセミナー・セレクション
NFC Japan 2011 ~ポストFeliCa時代をにらみ“おサイフ”の次を創れ~(第2回)

NFCのアンテナでワイヤレス給電も
電力と情報の融合を実現

クローズアップ
  • 家電:スポーツの進化をエレクトロニクス技術で、走行距離やスピードを計測するスパイク
  • 半導体:複数ダイで回路規模の限界超える、Xilinxが68億トランジスタのFPGA
  • エネルギー:スマートグリッド向け蓄電池に黄信号、日本ガイシがNAS電池の生産を中断
技術者の本棚: 私が好きな本

システム開発者以外の人にも

鶴田 雅明 氏
ソニー・コンピュータエンタテインメント EVP 兼 CTO
キーワード

準天頂衛星

編集長から

 自動車メーカーを頂点とする、いわゆる「系列」は自動車業界を象徴するものとして有名ですが、その体制は従来よりも緩みつつあります。とはいえ、部品メーカーは「他の自動車メーカーと取引しても構わないが、いいモノができたら、まずウチに持ってくるように」と、直属の“ボス”である系列の自動車メーカーからクギを刺されていると聞きます。

 実は、米Apple社も自動車メーカーと同じようなことを部品メーカーに求めています。ただ、部品メーカーとの関係は、系列に一度入ればとことん面倒を見てくれる自動車業界とは異なり、ドライな感じになるようです。さて、そのApple社が先日発売したスマートフォン「iPhone 4S」。電子部品メーカーにとっては、いまやパソコンやテレビよりもiPhoneやAndroid搭載スマートフォンに自社製品が採用されるかどうかが、業績を大きく左右する要因になっています。

 ただ、長期的に見れば、スマートフォン市場も部品メーカーにとって安住の地ではありません。いずれパソコンやテレビなどがたどった道と同じく、コモディティー化は避けられないでしょう。その時に備えて、部品メーカーは今、何をすべきなのでしょうか。iPhone 4Sの分解とともに、日本の部品メーカーの現在の立ち位置や、部品別に見た今後の市場動向などを最新号の特集「スマホ部品で勝つ」でまとめました。

 このほか最新号では、日本メーカーと大きく異なる組織運営法を持つ台湾メーカーに関する解説「台湾メーカー流『速さ』の秘密」、原発事故によって注目を浴びる新しい医療機器の動向をまとめた解説「低被曝化へと加速する最新医療機器」、Apple社を率いたJobs氏の功績などを振り返る解説「Steve Jobs、天才イノベーターが残した魔法」、NEレポート「タイ洪水が各社の業績を直撃」、台湾MediaTek 社 Presidentへのインタビュー「スマートフォン市場でも、Qualcommに勝つ」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。なお、Jobs氏に関する記事はページ数の都合上、カットした部分も多くあります。全文をTech-On!に順次アップしますので、こちらも併せてご覧ください。

日経エレクトロニクス編集長  田野倉 保雄

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