特集

家電新生

未知の「データ鉱山」を攻略せよ
解説

ポスト・パソコン時代の主役を狙え

「COMPUTEX TAIPEI 2011」が映し出す地殻変動
解説

Wiiから「Wii U」、PSPから「PS Vita」へ

次世代機に沸いたゲームの祭典「E3」
NEレポート
論文

ハイブリッド車に向けた
Liイオン・キャパシタの開発

鈴木 靖生 氏
FDK キャパシタ事業推進室 室長
インタビュー

1社に閉じ籠っていては
イノベーションは生まれない

伊藤 穣一 氏
米MIT Media Lab 所長
インサイド

カーナビに実写映像を活用
パイオニアの戦略とは

ドキュメンタリー

とにかくアメリカにかき集めろ!

カシオ計算機「EXILIM EX-TR100」の開発(最終回)
NEアカデミー
最新技術動向から学ぶ太陽電池(第6回:有機薄膜)

変換効率9.26%を実現
耐久性のさらなる向上が課題

NEセミナー・セレクション
次世代医療機器サミット(第1回)

救急医療の現場が開発した「GEMITS」
ICTを活用し、短時間での決断を支援

クローズアップ
  • クルマ:震災の影響残るハイブリッド車の生産、燃費に優れるガソリン車が逆襲
  • 部品/部材:セイコーエプソンが産業向けIMUに参入、水晶微細加工と半導体技術で小型に
  • 組み込みソフト:AUTOSAR OSをマルチコア対応に、名古屋大学などが開発へ
キーワード

BAN(body area network)

編集長から

 インターネットが普及した今、家電づくりはどう変わっていくのか。日経エレクトロニクスがここ数年、追求しているテーマの一つです。これに対するエレクトロニクス・メーカーの代表的な回答が「サービスの充実」。例えば「SkypeやTwitterといったインターネットのサービスを家電で利用できるようにする」といったことです。

 これを実行する際、多くのメーカーはまずハードウエアやソフトウエアを作ってから、それに合うサービスを後から考えるといった開発スタイルを取りがちです。ただ、スマートフォンに代表される最近の機器はインターネットに接続して使うことが大前提。ならば、家電の機能をインターネット上に構築したサービスで置き換えるという流れが加速していくのではないか――。

 こうした問題意識を持ちながら、最新号の特集「家電新生~未知の「データ鉱山」を攻略せよ~」をまとめてみました。そこでは、インターネット上に存在する動画や写真、音楽データといった無数のデータをどう活用するかがカギになりそうです。

 このほか最新号では、台湾で開催された展示会「COMPUTEX TAIPEI」の詳報解説「ポスト・パソコン時代の主役を狙え、『COMPUTEX TAIPEI 2011』が映し出す地殻変動」、米国で開かれたゲーム関連展示会「E3」の詳報解説「Wiiから『Wii U』、PSPから『PS Vita』へ、次世代機に沸いたゲームの祭典『E3』」、NEレポート「トヨタが車載Ethernetを採用へ」「ソニーがロボット技術でARを強化」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。

日経エレクトロニクス編集長  田野倉 保雄

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