7人乗り仕様車にのみLiイオン2次電池ユニットを採用

 トヨタ自動車は2011年5月13日、ハイブリッド・ワゴン車「プリウスα(アルファ)」を発売した。7人乗り仕様車と5人乗り仕様車の2車種を用意し、7人乗り仕様車にはLiイオン2次電池を採用した。

 7人乗り仕様車には、3列目シートを設置するため電池ユニットの小型化が可能なLiイオン2次電池を採用し、電池ユニットを運転席と助手席の間のセンター・コンソールの下に配置した。一方、5人乗り仕様車は「プリウス」と変わらずNi水素2次電池を用い、荷室の床下に電池ユニットを搭載する。

 トヨタ自動車は、2003年に発売した「ヴィッツ」のアイドリング・ストップ仕様車で、エンジン始動用の電源としてLiイオン2次電池を初めて採用した実績がある。さらに、2009年12月に限定発売したプラグイン・ハイブリッド車「プリウス プラグインハイブリッド」にLiイオン2次電池を搭載している。

『日経エレクトロニクス』2011年6月13日号より一部掲載

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