LED、すべてを照らす
- 決算好調の陰でくすぶる震災の影響
2011年秋以降の復興需要に高まる期待 - 適用拡大を狙うAndroid、ビジネス用途に絞るChrome OS
AndroidのロードマップやChrome OSノート・パソコンを公開 - クルマと磁界共鳴が主役、ワイヤレス給電の国際学会開催
ソニーはコスト低減手法を、豊田中研は走行中の給電を提案 - 4K×2K以降は臨場感が競争軸、3Dなしでも奥行き感を出す
ソニーの超解像技術「DRC」の系譜を継ぐ画像処理LSIが登場 - 3Dタッチ・センサが登場、ネット・テレビ用リモコン向け
イスラエルのベンチャー企業が開発 - 中国の大手自動車メーカー4社、電子制御ソフト基盤を国産化へ
第一汽車や上海汽車、長安汽車などがiSOFT社製ソフトを採用
最新Androidタブレット、UXはiPadに及ばず
米Stage Two社 Co-Founder
今こそ日本の環境技術を世界に展開すべき
米JAFCO America Ventures社 General Partner
デジカメって、この形が正解なの?
カシオ計算機「EXILIM EX-TR100」の開発(第1回)最新技術動向から学ぶ太陽電池(第5回:化合物多接合型)
3接合で変換効率35.8%
集光システムで低コスト化へ
世界半導体サミット@東京(第4回)
ムーアの法則が続く限り
先端技術をサポートする
- 家電:特需でももうからないテレビ事業、パナソニックはパネルの外部調達を拡大
- 半導体:3次元トランジスタがついに量産化、Intel社が22nm世代のMPUに導入
- エネルギー:米国の太陽光/太陽熱発電、大規模プロジェクトが相次ぐ
カーナビ
「『電球』になる発光ダイオード」――。これが、1996年に弊誌がLEDについて最初にまとめた特集でした。その後、日亜化学工業を中心にLEDの開発が加速すると日米欧で特許係争が勃発、同時に中村修二氏が「相当の対価」を求めて立ち上がります。やがて台湾メーカーの新規参入などで、それまで無風状態だった照明業界の産業/市場構造が大きく変貌し、今なお変わり続けています。こうして見ると、LEDはまさに電機業界の縮図でした。そのLED、電球になるどころか、電球を超えて“すべてを照らす”ようになりそうです。
特に白色LEDは、間もなく200lm/Wという発光効率に到達します。この値はこれまで最大の発光効率を誇ってきた高圧ナトリウム・ランプを大きく凌ぎます。しかも、白熱電球や蛍光灯といった既存の光源に比べて高いとされてきた価格もグッと下がり、2015年には白熱電球並みになりそうです。こうなると、どんな機器にも、そしてどこにでもLED照明が使えるようになることでしょう。まさにLED時代の到来です。最新号の特集「LED、すべてを照らす」ではLEDの最新動向や今後の展望、センサ連動による光の制御技術、有機EL照明の潜在能力などについてまとめました。
このほか最新号では、東日本大震災で無力さを露呈した通信技術に関する解説「崩壊した通信インフラ、災害に強いネットワークとは」、医療技術とヘルスケア技術のこれからの10年を展望した解説「医療/ヘルスケアの未来は日常生活化とパーソナル化」、米Motorola Mobility社が2011年2月に発売したタブレット端末「XOOM」のユーザー体験(UX)に関する寄稿「最新Androidタブレット、UXはiPadに及ばず」、ドキュメンタリーの新連載「カシオ計算機の“変形デジカメ”『EXILIM EX-TR100』の開発」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄