特集

低炭素時代のエンジン設計
もう4気筒なんていらない

4気筒から3気筒、3気筒から2気筒。燃費の良さを売り物にする小型車は、気筒数の少ないエンジンを積むことが多くなった。気筒数が少ないと、燃費は良くなり、小型にもできる。それと引き換えに、間違いなく振動・騒音は大きくなる。それを克服し、燃費と振動・騒音を両立する技術が登場し始めた。4気筒エンジンの出番がなくなる時代が来るかもしれない。

  • Part.1 小さなエンジン、少ない気筒
  • Part.2 1L超えでも3気筒
  • Part.3 行き着く先は2気筒か
  • Part.4 軽自動車用エンジンは燃費勝負
  • 解説

    二極化するアイドリングストップ機構

    アイドリングストップ機構が、本格的な普及の兆しを見せている。最近発売された新型車では、ほとんどの車種が同機構の装着車を用意、近い将来小型車や軽自動車では、ハイブリッド車でなくても10・15モード燃費で30.0km/Lが実現しそうだ。アイドリングストップ機構は普及を狙う低コスト化と、さらなる燃費改善を狙う高付加価値化という二つの方向で進化し始めた。

    時速60kmでもぶつからないクルマ

    低速走行では自動的にブレーキが作動して止まる“ぶつからないクルマ”が国内に登場して約1年半。最近では採用車種が拡大し、高速域まで対応するシステムの開発も進んでいる。ぶつからないクルマはどこまで進化するのだろうか。

    技術レポート

    新車レポート









    展示会レポート

    ジュネーブモーターショー2011

    小型車と電動車両を公開 走りと環境性能を両立させる

    エンジニアの仕事

    世界で最も省エネの LEDヘッドランプを実現

    市光工業開発本部 研究開発部 P2P3プロジェクトチーム1 プロジェクトマネージャー 村橋 克広

    明日を読む

    地産地消型EVで新しい産業を興す

    ナノオプトニクス・エナジー社長 インターネット総合研究所所長 藤原 洋

    グローバル新潮流を追う

    第12回 マレーシアの自動車産業
    PROTON社は日産と提携へ
    Lotus社の技術で電気自動車も

    ITでクルマはこう変わる

    第12回 米Google社の「モバイルGoogleマップナビ」
    Android端末でルート案内
    ストリートビューと連携

    デバイス入門

    第3回 パワー半導体デバイス(中)
    期待を集めるSiCとGaN、実像に迫る

    欧州ジャーナリストの視点

    融合が進むFiat社とChrysler社、本社の移転も検討課題に

    コンサルタントの視点

    企業規模に限界はあるか、問われる日本メーカーのグローバル統治能力

    自動車部品進化論

    第24回 ドアミラー
    大型化と軽量化を追求 カメラ、ランプを一体化

    東日本巨大地震特別レポート

    自動車産業の生産活動にも大きな影響
    関西のメーカーでも生産休止相次ぐ

    連載講座

    Market Watch

    • 2020年にHEV/EVの比率は世界の自動車生産の8.5%に
    • 【日本市場】1月はホンダ「フィット」が1年10カ月ぶりの1位
    • 【中国市場】長安が販売台数伸ばす
    • 【米国市場】2010年2月まで6カ月連続で前年同月を上回る
    • 【欧州市場】12月に「Fiesta」が32.8%減

    NewsIndex

  • 1.【デトロイトショー】トヨタ、「Prius v」を発表
  • 2.【デトロイトショー】ホンダ、「Civic」のHEVを春に発売
  • 3.【ジュネーブショー】トヨタと富士重工業が共同開発車
  •    ――ほか
  • 新製品

    • EV向けの電池監視IC、電池の外部障害も検出 ――ほか