- 100万円台前半から入手可能,パナソニックの家庭用燃料電池
コスト削減のカギは,定格出力の低減とシステムの簡素化 - リコーの新型デジタル・カメラ,測距モジュールでAF速度半減
一度消えた技術を数年ぶりに“復活” - ソニーが超高速ReRAMを開発,NANDフラッシュ代替を狙う
書き込みが216Mバイト/秒,読み出しは2.3Gバイト/秒 - アモルファスSiより速い有機FET,大阪大学が印刷技術で開発
キャリア移動度は5~12cm2/Vs,ディスプレイの画素TFT作製が視野に - 三菱電機の新型SiCモジュール,過電流保護で実用化に前進
低オン抵抗は両刃の剣,Siよりも対策が重要に
チップ間の無線通信技術を乳がん検査システムに応用
広島大学 ナノデバイス・バイオ融合科学研究所長
広島大学 大学院先端物質科学研究科 教授
低電力SoCで差異化する,強みはIPコアの自社開発
米Marvell Technology Group Ltd.,Chairman, President and Chief Executive Officer
“カウボーイ”にEVは売れるのか,リーフの試乗会に潜入
愚直に聞き回るしかない
シニア層向け携帯電話機「らくらくホン」の開発(第3回)最新技術動向から学ぶ太陽電池(第2回:結晶Si型)
小面積セルで変換効率25%,ヘテロ接合など新構造で高効率へ
- 家電:パソコン・メーカーの春商戦を直撃した,Intel社のチップセット不具合
- 半導体:4社のみが50億米ドル超の設備投資,市場の寡占化が浮き彫りに
- エネルギー:照明用LEDの製品投入が本格化,シャープは2300lm超の25W品を発売
AR(augmented reality)
GPSなどによる測位技術を活用した機器といえば,皆さんは何を思い浮かべますか。私はカーナビです。カーナビの普及によって,地図を片手にクルマを運転していた従来に比べて,移動時の利便性や快適性は格段に向上しました。
ただ,これまで測位技術はカーナビなど一部の機器での利用にとどまっていました。こうした状況がいよいよ変わりそうです。最近ではiPhoneやAndroid端末などスマートフォンの普及によって,一気に用途が拡大する兆しが見えてきています。スマートフォンはGPSやセンサを搭載している上,画面も大きくて地図を表示しやすいためです。
カーナビが普及した時と同じように,測位技術が今後,スマートフォンのみならず他の民生機器や産業機器でも採用されれば,これまでにない新たな世界が広がることでしょう。こうした機器を介して位置情報を用いることが当たり前の時代が訪れ,日常生活で不可欠な情報になるに違いありません。最新号の特集「決め手は位置情報―スマートフォンから広がる新たな世界―」では,Webサービスや土木,気象予報,災害防止など位置情報を用いたさまざまな最新事例を紹介し,今後の展望をまとめるとともに,プライバシーに絡む問題など解決すべき点についても考察してみました。
このほか最新号では,腕時計などコイン電池で駆動する小型機器を近距離無線通信技術を使ってスマートフォンと接続する取り組みを紹介した解説「ANTかBluetooth LEか,動きだす超省電力無線」,先日米国で開催された車載用電池についての国際会議「AABC」の詳報解説「価格崩壊の車載用電池,最新の搭載例が続々」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄