- 東芝がシステムLSI事業を再編,先端世代はファブレスに転換
Samsung社などに生産委託,Cellの自社生産からは撤退 - 「効率追求」した新ハイブリッド,ホンダがトヨタの牙城に挑む
2モータ式のPHEVを発表,東芝製電池搭載のEVも - 太陽電池と熱電素子を一体化,富士通研究所が開発
有機半導体を使った新方式のハイブリッド発電素子 - “Apple特需”に沸く,中小型ディスプレイ業界
高精細やIPS方式にたける国内メーカーにチャンス到来 - MEMS技術によるライン型インクジェット,高速・低価格でレーザ・プリンターに挑む
Memjet社がLenovo社と契約,オフィス向けプリンター市場に参入へ
ソフトウエア無線使い,複数無線を同一機器で動作
KDDI研究所 無線プラットフォームG グループリーダー
KDDI研究所 プロジェクトメンバー
モノづくりの基盤は堅持,開発と製造の一体化が要
ドイツInfineon Technologies AG, CEO
危うし,オバマの“グリーン・ニューディール”
どうしたらいいんだ
米からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」の開発(最終回)電子技術者のための仕事力養成講座(第5回)
仕事力を高めるための,問題解決の考え方と取り組み方
- 家電:「スマートフォンをネット家電のリモコンに」,専用アプリが続々登場
- 半導体:2010年の半導体売上高ランキング,Samsung社がIntel社を猛追
- エネルギー:「太陽熱」か「太陽光」か,巨大発電所を巡る攻防が激化
LTE-Advanced
昨年,産業界で大きな問題となった中国によるレアアース輸出規制。レアアースは液晶テレビやパソコン,カメラ,スマートフォン,自動車といった多くの製品の部材として使われており,日本ではその9割以上を中国から輸入している状況です。2011年も昨年に引き続き,レアアースの安定的な確保は厳しくなると見られています。
日本メーカーも手をこまぬいているわけではありません。脱・中国依存を目指し,中国以外での鉱山開発や備蓄の拡充,使用量低減技術や代替技術の開発,リサイクルの導入といったさまざまな取り組みを活発化させています。こうした状況はオイル・ショックが起きた1970年代以降,中東の石油産出国への過度な依存から脱却すべく,新/省エネルギー技術の開発や中東以外での油田開発などが加速した様相とよく似ています。かつてのトイレットペーパー買い占め騒動のように,消費者をも巻き込む社会問題にまで発展することはないと思いますが…。
そもそもレアアースとは何か,今回の問題は部材メーカーや機器メーカーなどにどういった影響を与えているのか,レアアースの利用量が多い磁石やNi水素2次電池,蛍光体,光学ガラス材料,研磨剤などでは具体的にどのような対応策が取られようとしているのか――。最新号の特集「終わらないレアアース・ショック」でまとめてみました。
このほか,最新号では1月上旬に米国で開催された世界最大級の家電関連展示会「International CES」の詳報解説「次世代ネットTV,百花繚乱,家庭内機器連携の中心に」,2月に開かれる半導体技術のオリンピック「ISSCC」のプレビュー解説「健康的な生活に向けて半導体技術が貢献」,今号が最終回となるドキュメンタリー「米からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」の開発」なども掲載しております。ぜひご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄