2010年11月、三菱電機、日立製作所、東芝、東芝三菱電機産業システム(本社東京)の4社は、大型発電機やモータなど、「回転電機」と呼ぶ製品の製造・組み立てに必要な技能を競う「4社合同回転電機技能競技会」を開催した(図)。若手技能者の技術水準とモチベーションを維持・向上させるのが狙いだ。

 実は、この大会はこれが2回目。第1回は、2010年3月に日立製作所の日立事業所を会場に、同社、三菱電機、東芝の3社が集まって開催した。今回はそれに東芝三菱電機産業システムを加えた4社が集まった。

 競技は「巻線」と「組立」の2種目から成り、出場できるのは25歳以下の若手技能者。巻線は個人競技として各社2人ずつ、組立は2人1組で各社1チームずつ、計16人の各社の現場のエースが、三菱電機の神戸製作所で技を披露し合った。

〔以下、日経ものづくり201年1月号に掲載〕

図●4社が合同で開催した技能競技会の様子
技能と仕事に対するモチベーションを維持・向上するため、大型発電機メーカーの若手技能者が集まって技能を競った。