写真は、ある自転車のハンドルである。グリップ部が垂直に立っている点も少々風変わりだが、何よりユニークなのは、このハンドル、360°自由に回転するのだ。一般の自転車のハンドルは、左右にそれぞれ90°以上回して使うことはまずない。では、なぜこの自転車では360°回せるように設計しているのか。どのように使うのか、ブレーキワイヤはどうしているのかと併せて考えてほしい。

〔以下、日経ものづくり2011年1月号に掲載〕